ムスカリン(muscarine)

アセタケ類とカヤタケ類のキノコに含まれるコリン作動性神経を刺激するアルカロイド。ベニテングダケから発見された。

ムスカリン受容体に結合し、末梢の副交感神経系に重篤な刺激作用を生じさせる。*1

ムスカリンは最初ベニテングタケから抽出されたが、含有量は低く、むしろアセタケやカヤタケ属のほうが含有量が高い。食後 15-30 分以内で、だ液が増加し、続いて嘔吐下痢などいわゆるムスカリン症状が表われる。他に、瞳孔の縮小による視力障害、不規則な脈、血圧低下、ぜんそく様の呼吸、ひどい場合は心臓麻痺、あるいは呼吸が弱まり死亡する。マウスLD50は 0.23mg/kg、ヒトに対する致死量は 180 mgと推定。*2

*1生物毒とは:いろいろな生物の毒の話: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/venoms.htm
*2鹿児島大学名誉教授(獣医学部)キノコ中毒 PPT Slide: http://www.vet.kagoshima-u.ac.jp/kadai/V-PUB/okamaoto/vetpub1/Food/Mash/tsld007.htm

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このページの最終更新日時: 2018-08-13 (月) 10:41:02