ムチン(mucin)

気道消化管を中心とする上皮細胞の膜表面(アピカル側)に分泌され、外部の刺激から上皮細胞を保護する糖タンパク質*1*2

私達の消化管内には、摂取した食物や腸内細菌が存在している。そのため消化管の表面は粘液で保護されている。この粘液の主成分はムチンと呼ばれる物質である。ムチンは非常に多くのが結合したタンパク質糖タンパク質)であり、これが不足すると、種々の疾患の発症につながることが知られていた。*3

大腸では、粘膜に存在する杯細胞によって作られ分泌される。菌類が産生する多糖類であるムタンとは異なる。

動物性粘質物をムチンまたはムコイドと呼ぶとされるが、植物性食品の粘性物質のことをムチンと呼ぶ場合もある。*4

やまのいも、オクラ、なめこなどのぬめりに含まれる物質で、たんぱくの混合物で細胞胃壁などを保護する働きをもっています。*5

ムチンの種類

ムチンの構造は生物の種類や分泌部位によって異なる。*6

また、第二成分となる物質によって以下のように分類される。

*1鹿児島大学院 人体がん病理学: http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~byouri2/study/naiyou/page2.html
*2腫瘍形成におけるムチンの生物学的意義 中田博 京都産業大学工学部生物工学科: https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180118122404.pdf?id=ART0001769893
*3大腸粘膜を保護するムチン産生にストレス応答因子が重要な役割 研究成果(河野): http://www.protein.bio.titech.ac.jp/result/result_kohno4.html
*4高分子医薬品 名古屋大学工学部教授・薬博 佐々木正: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kobunshi1952/14/2/14_2_96/_pdf
*5西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt
*6ムチンの構造と機能: 遺伝子の分子生物学的見地から: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tigg1989/7/33/7_33_31/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2019-11-21 (木) 09:15:29