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メラノサイトを参照。
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脊椎動物の誕生初期に、表皮となる外胚葉と神経上皮細胞の境界部に生じる細胞集団。外胚葉に由来するが、その分化の多様性から「第四の胚葉」と呼ばれることもある。ここから生まれる細胞は神経堤細胞と呼ばれる。神経堤は、神経板が凹凸して神経溝を形成する時、神経板と外胚葉の境界部の細胞が内部に陥入して形成される細胞集団である。末梢神経系の構成分を形成し、神経節(知覚性、自律神経系の)、シュワン細胞、軟膜、クモ膜、メラニン細胞などに分化する。
皮膚の基底層に存在する、メラニンを合成する細胞。メラニン色素産生細胞やメラニン細胞とも呼ばれる。メラノソームと呼ばれる細胞小器官を持ち、その中に存在するチロシナーゼなどのメラニン合成酵素の働きによってメラニンを生成する。メラノサイトはユーメラニンとフェオメラニンの両方を合成できる。どちらを合成するかはメラノサイト内のcAMP濃度に依存する。cAMP濃度が高い場合はユーメラニン、低い場合はフェオメラニンが合成される。メラノサイト内のcAMP濃度はα-MSH、アグーチシグナリング…
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