最近更新された用語
ヨウ素を参照。
関連する用語
人体に必須のミネラル。食品中にはセレノシステインなどのようにアミノ酸と結合した形で含まれる。体内には約13mgあり、ほとんどがタンパク質と結合して存在する。その形態によって吸収率が変化する(セレノメチオニンは80〜90%、セレノシステインは50〜70%)。セレンを含むタンパク質は25種類が知られている。グルタチオンペルオキシダーゼに必須な補助因子。またヨードチロニン脱ヨウ素酵素の成分として甲状腺ホルモンの活性化に関わる。国内では土壌のセレン濃度が高いため、植物に十分な量が含ま…
甲状腺機能亢進症に対する治療薬。バセドウ病に対する第一選択薬として使用される。甲状腺のペルオキシダーゼを阻害し、またヨードサイロシンのトリヨードサイロニン、サイロキシンへの縮合を阻害する。商品名はメルカゾール。頻度は稀だが重篤な副作用として無顆粒球症が知られている。タグ:
人体に必要なミネラル元素のひとつ。甲状腺ホルモンの合成に必要なハロゲン。体内には甲状腺に全体の70〜80%が含まれる。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成要素である。欠乏すると甲状腺刺激ホルモンの分泌が亢進し、甲状腺腫を起こす。主として海藻類に含まれる。特に昆布に多く含まれている。過剰摂取によって甲状腺の機能に悪影響を与えるため注意が必要。昆布のヨウ素含量はとても多く、乾燥昆布を1グラム食べただけで海外の1日最大摂取量500マイクログラムの数倍になってしまうため、欧州では安全性の観…
RI内用療法のひとつ。ヨウ素131が甲状腺がんなどに取り込まれやすい性質を利用して、それを治療する方法。甲状腺機能亢進症に有効。放射性ヨードのカプセルを飲む治療です。 内服した後、ヨードは全身を回りますが、甲状腺はヨードを取り込む性質がありますので、薬は勝手に甲状腺やその性質を残した腫瘍(甲状腺がん)に取り込まれ、そこで放射線(β線)を照射して組織を破壊します。
金属のひとつ。原子番号は 64。元素記号は Gd。MRIの際に静脈に注射する造影剤として利用される。使用後、脳にガドリニウムが残ることが報告されているが、健康への具体的な影響は明らかではない。ガドリニウム造影剤の副作用発現率は1〜2%程度であり、ヨード造影剤に比べ安全性が高いが、重度腎障害患者においては腎性全身性線維症(NSF)に関して注意が必要である。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。