健康用語WEB事典

ランゲルハンス細胞(Langerhans cell)

表皮有棘層)に存在する樹状細胞表皮の約2%を占め、1mm2あたり約1000個存在する。*1

1868年にパウル・ランゲルハンス(Paul Langerhans)によって発見された。後にそれが樹状細胞であることを確認したのはラルフ・マーヴィン・スタインマン(Ralph Marvin Steinman)である。*2

皮膚細菌感染が生じると、その細菌を取り込み、リンパ節に移動して抗原提示細胞として働く。*3

抗原を効率よく取込み、リンパ節遊走してT細胞に提示することによって免疫応答を引き起こす。マイクロニードルを用いた貼るワクチン皮膚ワクチン)はランゲルハンス細胞抗原を提供する。*4

タグ: 皮膚 樹状細胞 表皮 免疫 感染 抗原提示細胞

*1接触皮膚炎と樹状細胞の最新知見 椛島健治: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/33/4/33_4_174/_pdf
*2東邦出版 星野泰三 吉田朋子 共著 がんのプレシジョン免疫学(2017/8/21)
*3西東社 カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二(2015/6/3): https://amzn.to/2SW7bg
*4「貼るワクチン」にマイクロニードルポンプを搭載 ~... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/09/press20220906-01-vaccination.html

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このページの最終更新日時: 2022-09-08 (木) 11:13:10