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合成の副腎皮質ホルモン。抗炎症や出血防止、免疫抑制、アレルギーやリウマチ改善など様々な作用を持つ。主にアセトニド(トリアムシノロンアセトニド)として用いられる。商品名はレダコート。
骨のヒドロキシアパタイトやⅠ型コラーゲンとの親和性を有する非コラーゲン性タンパク質。分子量は約3万。骨組織中やそれ以外の組織にも存在が確認されている。SPARCとも。リウマチ患者の滑液中に含まれるオステオネクチンは変形性関節症に比べ10倍上昇していることが確認されている。また、通常オステオネクチンがほとんど存在しない滑膜および軟骨に、リウマチおよび変形性関節症の患者では著しい増加が見られるとされる。発現はTGF-βおよびBMPによって強く誘導される。オステオポンチンとは対象的…
サイトカインの細胞内シグナル伝達に関わるチロシンキナーゼのファミリー。ヤヌスキナーゼとも。サイトカインの結合によってJAK自体のリン酸化と共に、それに対応するSTATがリン酸化され、リン酸化を受けたSTAT分子が二量体を形成して細胞核内に移行することで、サイトカインに反応する遺伝子群の転写を亢進する。以下の種類が知られている。リウマチやがんの治療薬にはこれらを標的とするものがある。-JAK1-JAK2-JAK3-TYK2
転写因子のひとつ。リウマチなどの自己免疫疾患やアレルギー、がんなどの疾患に関わるとされる。Toll様受容体やTNF受容体スーパーファミリーを介したシグナルによって活性化し、IL-1βやIL-18前駆体、NLRP3の発現量を高める。通常はIκBαやp100などのタンパク質と会合した不活性型で細胞質に存在しているが、Toll様受容体を介したリン酸化カスケードなどの活性化シグナルによってタンパク質が分解され、細胞核内に移行する。その後、特定の遺伝子に直接作用して転写を活性化するこ…
発熱や関節炎(リウマチ)の治療に利用されていた有機化合物。サリチルアルコールの配糖体。ヤナギの樹皮からの抽出物であり、名前の由来はヤナギの属名である Salix である。サリチンとも呼ばれる。非ステロイド系抗炎症薬の起源。後にサリチンからサリチル酸が抽出された。1838 年,Piria はサリチンよりサリチル酸を抽出・同定し,さらに 1860 年には Kolbe によってサリチル酸が合成された。また,1876 年にイギリスの MacLagan は,サリチンが急性リウマチ(リウ…
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