健康用語WEB事典

リン(phosphorus)

人体に必要なミネラルのひとつ。リンはカルシウムに次に体内に多く存在するミネラルで、成人の体重の約1%を占める。元素記号は P

大部分(約85%)はカルシウムと結合しての構成要素(ヒドロキシアパタイト)となり、残り(約14%)は細胞膜リン脂質核酸ATP補酵素などの構成成分として存在する。細胞外液には0.1%程度が含まれる。*1*2

リンの摂取目安量*3

年齢(歳)性別ごとの推奨量(mg)
男性女性
1~2500500
3~5800600
6~7900900
8~91000900
10~1111001000
12~1412001100
15~171200900
18~291000800
30~491000800
50~691000800
70~1000800

リンの過剰摂取は腎臓尿細管カルシウム沈着(石灰化)を引き起こすことが確認されている。*4

*1東京農業大学 腎臓の石灰化を発症 リン過剰摂取の影響を研究: http://www.nodai.ac.jp/teacher/102292/2009/1.html
*2新潟大学医学部医学科 保存期腎不全における高リン血症に対するアプローチ: https://www.med.niigata-u.ac.jp/nephrol/achievement/research_achievement/catalog/2011/12_sonota/2011-001.pdf
*3日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html
*4東京農業大学 腎臓の石灰化を発症 リン過剰摂取の影響を研究

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このページの最終更新日時: 2019-09-28 (土) 08:32:54