健康用語WEB事典

レントゲン(X-ray radiography)

疾患の診断などのために、放射線の一種であるX線を利用して体内を撮影する検査。X線検査X線撮影)とも。

電圧によって透過性を調節することができる。

X線は真空のガラス管の中で、高電圧下にて陰極から出た電子が、陽極の焦点に衝突したときに発生する。このときに陰極と陽極の間にかける管電圧がX線の透過性を決めるポイントで、管電圧が低いと透過力の弱い長波長X線が、高いと透過力の強い短波長X線が得られる。X線が医療に使われるのは、この物質に対する透過性の違いを利用して見えない部分が画像診断できることにある。一般に、人体の撮影では、このX線の透過性の差を上手に利用して、内部の組織や厚みに適した電圧を、25kVから150kV位の範囲で設定する。*1

*1自治医科大学附属病院 中央放射線部 主任診療放射線技師 神山辰彦 X線撮影の仕方: http://www.jichi.ac.jp/usr/radh/admnradh/kennsyu3.htm

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:08:19