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心臓の右心房に血液を戻す静脈のひとつ。
左右の腕からと頭部からの血液が集まる。*1
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がんによる上大静脈の狭窄や閉塞が原因となって起こるオンコロジーエマージェンシー。周囲の血管に側副血行路ができることから完全閉塞に至ることは少ない。顔面、頚部、上肢の浮腫、側副血行路による頚部や胸部の血管怒張、呼吸困難、咳、嗄声、場合によっては脳浮腫による意識障害など。肺がんが原因として最も多い(非小細胞肺がんが50%、小細胞肺がんが22%)。その他では悪性リンパ腫が12%、乳がんが9%。
一定のリズムで絶えず全身に血液を循環させるために動作する器官。高さ約14cm、幅10cm、厚さ8cm。重さは250〜300g。主に筋肉(心筋)で構成される。左右の肺の間に位置し、心臓の前面は胸骨体および第2〜第6肋軟骨の内面に接し、後面は第5〜第8胸椎に接する。心臓の3分の2は身体の中心から左、3分の1は右にある。酸素が少なくなった全身の静脈の血液は右心房に流れ込み、右心房の血液は右心室から肺動脈を介して肺に送られ肺で酸素を受け取る。その後、肺から肺静脈を介して左心房に戻り、…
全身から戻ってきた血液が心臓の右心房に流れ込む際に通る大きな静脈。-上大静脈(腕、頭)-下大静脈(腹、下半身)
食道に発生する静脈瘤。肝硬変などによって門脈が塞がることで血流の異常が起こり、肝臓を通りにくくなった血液が迂回しようとした結果できる。吐血や下血などの原因となる。流れにくくなった門脈血は、体のあちらこちらにできた短絡路(シャント)を通って肝臓を通らずに上大静脈や下大静脈に流れ込みます。食道や胃の粘膜下にできたシャントがミミズ腫れのように大きくなったものが食道・胃静脈瘤で、これはしばしば破裂して出血します。いきなり血を吐いたり(吐血)、胃に溜まった血液が便とともに排泄されて黒色…
心臓へ流れ込む(戻る)血液の流れる血管のこと。主に脚の筋肉が静脈の流れを作る。静脈には血液の逆流を防止する弁(静脈弁)があり、これは動脈には存在しない。動脈を流れて体の末端に送られた血液の90%が静脈となり、残りの10%は毛細血管から細胞周辺に漏れて組織液となる。
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