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首を通って脳へ向かう太い動脈。上行大動脈から分岐し、左右に1本ずつ計2本が存在する。内頚動脈の主な枝には眼動脈、後交通動脈、前脈絡叢動脈がある。内頚動脈は硬膜腔内に入った直後に眼動脈を分岐し、脳内（視交叉の外側）で前大脳動脈と中大脳動脈に分岐する。以下の4つの部位に分けられる。-頚部-側頭骨錐体部（岩様部）-頚動脈サイフォン--海綿静脈洞部--大脳部

上行大動脈の後に存在するU字カーブを描いて下へ向かう動脈。大動脈弓とも。頭や両腕へ向かう3本の動脈に分岐する。弓部大動脈の後に下行大動脈がある。

胎児特有の血液循環経路のひとつ。胎児の門脈血流の多くは、肝臓を迂回して静脈管を通って下大静脈へ流れ込む。出生後は静脈管が閉鎖して、栄養分が門脈から肝臓へ向かうようになる。静脈管は胎生期に存在し,臍帯静脈と下大静脈をバイパスして胎盤からの臍帯静脈血を下大静脈,更には卵円孔から左房-左室-上行大動脈へと送る役割をしている。出生後は数日で閉鎖する。

弓部大動脈に続く大動脈。背骨の横を通って足へ向かって降りる。下行大動脈が横隔膜を貫いて腹部に入った後の部分は腹部大動脈として区別される。

胸部大動脈のうち、心臓を出て大動脈弁の周囲を支えている部分。

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