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意識していないにも関わらず起こる身体の異常な運動。
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横隔膜の痙攣による不随意運動・間代性痙攣。俗にしゃっくりとも。胃の拡張や胃腸周辺の急激な温度変化、急激な興奮やストレスなどが原因となる。通常、自然に治まる。自然に治まらない病的なものに持続性吃逆と難治性吃逆がある。これらは男性が女性の五倍多いとされる。24時間以上続く吃逆は難治性とされる。吃逆の反射弓は舌咽神経咽頭枝、横隔神経知覚枝、迷走神経が求心路となり、孤束核や疑核近傍の延髄網様体を刺激し、横隔神経や迷走神経を介してそれぞれ横隔膜、声門へ伝達されることが動物実験によって証…
薬剤のみでは治療が困難な不随意運動(パーキンソン病など)に対する治療法。脳内に電極とこれに電流を与えるためのパルス発生器を前胸部の皮下に埋め込む。トゥレット症候群に伴うチック症に対しては、大脳基底核に手術で電極を埋め込み微弱な電流で刺激する脳深部刺激療法が行われる。タグ:
体の一部を繰り返し動かしたり、無意味な声や咳払いを繰り返したりする疾患。単にチックとも。小児に多いとされる。チックとは、「突発的で急速で、かつリズミカルではなく同じように繰り返される運動や音声」(根來,2008)であるとされる。チックは“不随意運動”と言われていたが、一時的にコントロールが可能であるので“半随意運動”(金生,2013)という見方が近年では一般的である。一時的なチックは主として幼児期後半から学童期に発症することが多く、5〜10人に一人に見られるとされる。短時間は…
ハンチントン病などで起こる不随意運動(舞踏運動)を抑制する治療薬。商品名はコレアジン。中枢神経に存在するモノアミン小胞トランスポーターのひとつであるVMAT2を選択的に阻害し、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンによる神経伝達を抑制する。ハンチントン病の主病変部位である線条体においてドーパミンを涸渇させると推察される。テトラベナジンの活性代謝物であるα-HTBZおよびβ-HTBZもテトラベナジンと同程度のVMAT2阻害作用を示す。タグ:
錐体外路の障害によって生じる身体運動の異常(不随意運動障害)。線条体のドーパミンD2受容体を遮断する抗精神病薬の副作用やパーキンソン病(黒質-線条体ドーパミン神経系の変性)の中核症状として発現する。主な症状には無動、筋固縮、振戦、姿勢反射障害がある。パーキンソニズムや遅発性ジスキネジア、アカシジアなど。5-HT1A受容体作動薬によって副作用による錐体外路障害を軽減できる可能性が示唆されている。
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