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内分泌や外分泌、代謝の調節や行動の制御など様々な生理作用を持つ、カエル特有の抗菌ペプチド。カエルの皮膚から単離された。14個のアミノ酸からなる。ボンベシンによるシグナル伝達にはGRPR、NMBR、BRS-3が関わることが知られている。GRPに似た構造を持つが、遺伝子は独自の進化を遂げてきたものであることが確認されている。中枢神経に作用して交感神経および副腎髄質系を賦活して胃酸分泌を抑制することや空腸粘膜の増殖を促進することが報告されている。哺乳類ではボンベシン傾似のペプチド(…
生体の制御において中心的な役割を担う神経細胞の集団。中枢神経系は脳(大脳、脳幹、小脳、延髄)と脊髄で構成される。中枢神経系は、受精後、初期段階に神経管と呼ばれるチューブ状の構造から形成される。解剖学的な区別は、髄鞘形成細胞がオリゴデンドログリアなのが中枢神経とされる。脊髄前角細胞の細胞体は中枢神経、軸索は末梢神経により構成されている。タグ:
中枢神経から身体の各部(筋肉や感覚受容器)へ伸びる神経の総称。中枢神経以外の神経。筋肉や感覚器に繋がる神経細胞の集団。解剖学的な区別は、髄鞘形成細胞がシュワン細胞で覆われるのが末梢神経である。神経細胞体は中枢神経であるが、その軸索が脊髄から出て神経根に至ると髄鞘形成細胞がシュワン細胞に変化するため末梢神経となる。脳からでる12対の脳神経と脊髄からでる31対の脊髄神経から成る。自律神経系と体性神経系に分類される。末梢神経の神経線維は以下のように分類され、異なる情報の伝達を行う。…
がんの患者に合併する神経障害。悪性腫瘍自体の転移やその治療に伴う副作用、全身状態の増悪に伴う感染、栄養・代謝障害などを除く、中枢神経および末梢神経系の障害。症候から複数の臨床病型に分類され、患者の血清および髄液に、それぞれの病型に関連する特徴的な自己抗体が検出される。腫瘍や神経組織を抗原として認識する一種の自己免疫疾患と考えられている。傍腫瘍神経症候群に伴う腫瘍としては、成人では小細胞肺がん、小児では神経芽細胞腫が最多。タグ:
特定の部位にのみ働く麻酔。神経細胞の細胞膜内部で電位依存性ナトリウムチャネルを阻害することによる神経伝導の抑制による効果。局所麻酔の副作用は、多くの場合偶発的な血管内注入によって発生する。中枢神経のナトリウムチャネルは心筋に比べて局所麻酔に対する感受性が高いため、通常、中枢神経症状が先行し、やや遅れて心血管症状が発現する。また、ベンゾカインやプリロカインをはじめとするいくつかの局所麻酔薬では、稀にメトヘモグロビン血症が発生し、酸素投与でも改善しない酸素飽和度の低下やチアノーゼ…
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