最近更新された用語
両親から1つずつ遺伝情報(ゲノム)を受け継いだ個体のこと。*1
関連する用語
常染色体優性遺伝疾患の発症機構のひとつ。正常な単一のアレル(対立遺伝子の一方)のみからの発現ではタンパク質の量が不足し、正常な機能を維持することができないために発症するもの。二倍体生物が持つ一対の遺伝子のうちの1つに突然変異が起こっても、ほとんどの遺伝子ではもう一方の野生型遺伝子から作られるタンパク質で不足分を補えるため突然変異は起こらない。しかし、例外的に野生型遺伝子1つから作られるタンパク質で量が不足する場合には全体として機能が不全になって突然変異に起因する表現型が見られ…
麦の一種。世界第4位の穀物とされる。小麦より耐寒性があり、生育期間が短い。塩害にも強い。大麦の成分はデンプンが多く、次いでタンパク質が多い。小麦のタンパク質のグルテンとは異なり、大麦のタンパク質はホルデインであることからパンや麺には向かない。現在はパンではなく、粒のまま煮て食したりビールなどの醸造や家畜への飼料として用いられたりする場合が多い。自殖性の二倍体で突然変異が得られやすいことから、実験植物として広く用いられる。栽培オオムギの野生型(H.vulgare subsp. …
急性リンパ性白血病の一種。年間約500例が報告されており、小児のがんの中で発症率が最も高いとされる(80%)。染色体の異常な二倍体や染色体転座の存在が報告されている。TEL-AML1(ETV6-RUNX1)やE2A-PBX1(TCF3-PBX1)など。治療にはメソトレキセート(メトトレキサート)、6-メルカプトプリン、ビンクリスチン、シタラビンなどが古くから用いられている。
無性生殖の一種。通常有性生殖を行う生物の個体が自身のみで子を作ること。必ずしも一倍体となるわけではない。ミツバチがオスバチをつくる際に、女王バチが行う生殖として有名なもので、本来有性生殖を行う生物が、メス単独で、卵のみから子をつくる生殖方法のことをいう。...メスの体内で卵どうしが融合し、それから子ができる場合もあり、そうした場合は親と同じ「二倍体」ということになる。東京農業大学の河野友宏教授の研究グループでは、マウスのメスの単為生殖に成功している。
染色体がつくる二本一組の正常な状態のこと。二倍体とも呼ばれる。染色体の数が変動したものは異数体と呼ばれる。2本とも片方の親から受け取ることを片親性ダイソミーと呼ぶ。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。