ケイ素の酸化物。シリカや無水ケイ酸とも呼ばれる。イオン結合および共有結合による局所的に四面体形分子構造を取る。化学式は SiO2 *1
ガラスの主成分。水晶や石英、ケイ砂はほぼ100%が二酸化ケイ素でできている。製品のラベルには無水ケイ酸と表記される場合が多い。食品の製造用剤または食品添加物(吸着剤や賦形剤、固結防止剤)、歯磨き剤の清掃剤などとして使用される。ケイソウ土やパーライトにも含まれる。*2*3*4
高い安全性が確認されており、健康上の問題を引き起こすことはないとされる。
二酸化珪素(SiO2)は、日本では1991年食品添加物として認可され、主に粉末食品の固結防止剤として、食塩、砂糖、粉乳、インスタントココア等に広く加えられている。今まで、SiO2の短期および長期経口毒性や発がん性については動物実験で検討されており、安全性の高い物質であることが報告されている。... SiO2について2つの試験法により変異原性を検討した結果、いずれも陰性対照物質と差がなく、また量・反応関係も認められなかった。したがって、SiO2は変異原性を有しない物質と推定される。*5
二酸化ケイ素を水酸化ナトリウムまたは炭酸ナトリウムとともに加熱すると、ケイ酸ナトリウム(Na2SiO3)が生成され、これに水を加えて加熱すると水ガラスができる。
水ガラスに酸を加えるとケイ酸が生じる。このケイ酸を脱水したものがシリカゲルである。*6
シリカとは二酸化ケイ素(SiO2)で構成される物質の総称で、石英に代表される結晶性シリカとシリカゲルのような非結晶性シリカがあります。後者は乾燥剤、消臭剤?などの吸着剤としての利用をはじめ、研磨剤、表面改質剤、水処理剤、ろ過助剤など、工業的にも様々な用途があります。特に安全性に優れた物質であることから、食品添加剤としての利用や医薬品にも使われています。*7
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