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交感神経の神経節。
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中枢神経から身体の各部(筋肉や感覚受容器)へ伸びる神経の総称。中枢神経以外の神経。筋肉や感覚器に繋がる神経細胞の集団。解剖学的な区別は、髄鞘形成細胞がシュワン細胞で覆われるのが末梢神経である。神経細胞体は中枢神経であるが、その軸索が脊髄から出て神経根に至ると髄鞘形成細胞がシュワン細胞に変化するため末梢神経となる。脳からでる12対の脳神経と脊髄からでる31対の脊髄神経から成る。自律神経系と体性神経系に分類される。末梢神経の神経線維は以下のように分類され、異なる情報の伝達を行う。…
日中に優位になる自律神経。ストレスや情動による中枢神経の活動性の変化を全身の臓器に伝える神経。ヒトの発生初期段階に、副腎と同様に神経堤細胞から作られる。胸椎や腰椎を通る脊髄から伸びる。脊髄から出て神経節(交感神経節や腹腔神経節)で神経を乗り換え、そこから各臓器へ伸びる。交感神経の興奮によって心拍や血圧、呼吸、発汗、筋の緊張などが促進される。平滑筋や心筋、腺に働き、内臓平滑筋と消化腺、気管支腺に対しては抑制的、その他に対しては興奮的に働く。特に運動時に興奮し、全身の筋肉に酸素を…
短鎖脂肪酸をリガンドとする受容体のひとつ。交感神経系を介して、エネルギー恒常性の維持に関わる。GPR41は交感神経節という、交感神経細胞の集合体に豊富に存在し、短鎖脂肪酸はこのGPR41を介して交感神経を活性化することがわかりました。一方で、飢餓や糖尿病時においてケトン体であるβ-ヒドロキシ酪酸はGPR41を抑制することにより、交感神経を抑制することがわかりました。
中枢神経系とは別に、末梢部分において神経細胞が集合している部分。中枢神経以外の末梢部において神経細胞が集合し、周囲から明確に判別される構造をいう。中枢神経内の神経核と対比される。神経節が、構造的に中枢から独立した神経細胞の集合体を作っているのは、中枢に至らない反射経路などを形成して、種々の自律的・反射的調節に寄与するためではないかと考えられる。
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