健康用語WEB事典

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中枢神経系

生体の制御において中心的な役割を担う神経細胞の集団。中枢神経系は脳（大脳、脳幹、小脳、延髄）と脊髄で構成される。中枢神経系は、受精後、初期段階に神経管と呼ばれるチューブ状の構造から形成される。解剖学的な区別は、髄鞘形成細胞がオリゴデンドログリアなのが中枢神経とされる。脊髄前角細胞の細胞体は中枢神経、軸索は末梢神経により構成されている。タグ:

痛み

身体への傷害を起こす刺激（侵害刺激）によって生じる不快な感覚。表在感覚のひとつ。痛覚とも。急性の痛みは危険からの回避や傷害部位の警告などとして重要であるが、慢性化した痛み（慢性疼痛）はQOLの低下の原因となる。痛みの急性期において、大脳皮質一次体性感覚野（S1）の神経細胞の活動が亢進することや、その部位の各神経細胞間の機能的結合が強化され活動相関性が高まることが報告されている。皮膚や内臓からの感覚情報は、脊髄後角において修飾・統合され、二次痛覚神経を伝って脳に至り痛みとして認…

PV陽性細胞

パルブアルブミンが発現する大脳皮質の介在ニューロン。抑制性ニューロン。介在ニューロンの約半数を占める。錐体細胞の活動を強く抑制すると考えられている。タグ:

錐体神経細胞

大脳皮質の約80%を占める興奮性ニューロン。ピラミッドのような錐体の細胞体を持つ。錐体細胞とも。大脳皮質の神経細胞や脳の他の部位の神経細胞と互いに結合し、主に脳内の情報のやりとりを担う。情報の量や質は介在ニューロンによって細やかに制御される。細胞体から脳表面に向かう尖端樹状突起と細胞体周辺を放射状に伸びる基底樹状突起の2種類の樹状突起を持つ。大脳皮質を構成する細胞は錐体細胞（pyramidal neuron）と非錐体細胞（non-pyramidal neuron）の二種類に大…

パルブアルブミン

魚類の筋肉を構成するタンパク質。魚介類の代表的なアレルゲンとなる。水に溶けやすい性質やカルシウムと結合する性質を持つ。哺乳類には脳の線条体に存在する介在ニューロンに含まれる。パルブアルブミンを含有する抑制性ニューロンは、大脳視覚野では抑制性ニューロンの約半数を占める。非常に早い頻度でγ-アミノ酪酸を放出する特性を持ち、強い抑制能を持つことが知られる。この神経細胞において、OTX2がアグリカンの量を増加させる作用を持つことが示唆されている。魚介の主要なアレルゲンとしてパルブアル…

膠様質細胞 Aδ線維 脊髄Ⅱ層 抑制性Ia介在ニューロン シナプス前抑制 線条体 クロルフェネシンカルバミン酸エステル 尾側亜核 チザニジン ゴルジ細胞 分界条床核 腹側被蓋野 レンショウ細胞 動的伸張反射 運動ニューロン 屈曲反射 介在神経 神経細胞 感覚ニューロン

参考文献一覧

*1横浜市立大学分子薬理神経生物学 Prof Goshima_about_neuron: http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~pharmac/04goshima/4goshima_neuron.html
*2東北大学工学研究科 第２章 神経系の細胞の構造と機能: http://www.aso.ecei.tohoku.ac.jp/~yoshi/study/neural/chapter2_1.html

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