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麻疹ウイルスに対する免疫を持っていた場合に麻疹ウイルスに感染することで起こる軽症の麻疹。
典型的な麻疹の症状が現れない。*1
関連する用語
麻疹ウイルスによる感染症。はしかとも。飛沫感染および空気感染を起こし、非常に感染力が強いとされる。潜伏期間は5〜21日。感染初期は38℃の発熱、咳、鼻水、眼脂、目が赤くなるといった風邪に似た症状が2~5日間続く。その後、一度熱が下がってから口内にコプリック斑と呼ばれる白いできものや特有の発疹が頭部から腕などにかけて現れる。発疹が広がる時期には39〜40℃の高熱となり、肺炎や脳炎、中耳炎、心筋炎などの合併症が起こる恐れがある。発疹消失後も4日程度は他者に感染する。2008年から…
麻疹(はしか)の原因となる、パラミクソウイルス科モルビリウイルス属のウイルス。感染力が強く、不顕性感染もほとんどない。飛沫核感染や飛沫感染、接触感染によって広がる。潜伏期間は10日程度。予防法はワクチンのみ。リンパ組織を中心に増殖して免疫機能を阻害するため、他の感染症を併発する恐れがある。受容体のCD46、SLAM(CD150)、Nectin-4を感染の足がかりとする。
細菌やウイルス、カビなどの病原体が身体(細胞)に取り付いて増えること。外界からの微生物(細菌やウイルス、カビなど)が、その微生物が本来はいないはずの部位に侵入・定着して、宿主の栄養や機能を利用して増殖を行った結果、宿主が発症するまでの一連の過程のこと。感染の種類詳細空気感染飛沫核感染空気中の飛沫核を吸い込む塵埃感染病原体を含む、吹き上がった土壌や埃を吸い込む飛沫感染病原体を含む飛沫を吸い込む接触感染経口感染病原体を含む食品・飲料を摂取する粘膜感染病原体を含む血液などが目や鼻の…
疫病を免れるという意味で使われ始めた語。元々は伝染病の流行に耐えて生き残った人が、次の流行時には発病しないという事実に対して与えられた。医学的には、一度罹った伝染病には二度と罹らない現象、つまり、一度体内に侵入してきた異物(抗原)に対する抵抗のことを指す。免疫が働かなければ、病原体の侵入を防ぐことができない。免疫の働きはきわめて強力である。ふつうに健康に生活しているぶんには免疫の力に気づきにくいが、例えば先天的に免疫機能が完全に欠損している人は、身近に住みついているふつうの細…
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