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先天性無痛無汗症のうち、自律神経の障害が見られないもの。
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温覚や痛覚、発汗機能の欠如および精神遅滞を伴う常染色体劣性遺伝疾患。原因は神経成長因子の受容体の遺伝子であるTrkA(NTRK1)の変異。無汗症などの自律神経の障害が見られないタイプ(先天性無痛症)もある。先天性無痛症患者の脊髄後根には、痛みの伝達に関わるAδ線維およびC線維が存在しないことが知られている。
末梢神経のひとつ。内臓、血管など体の働きを無意識のうちに制御する神経。意志によって制御できないため不随意神経とも呼ばれる。自律神経は形態学的に脳や脊髄との連絡が弱く、末梢の経過中に豊富な神経節を具えているから、機能的には中枢神経からの支配を受けることが少なく、ほとんど独立的に行動している。すなわち自律性に富んでいるのである。平滑筋の運動や腺の分泌がわれわれの意志に従わず無意識的に、すなわち反射的に起こるのはそのためである。自律神経は以下の2種類の遠心性神経に分けられる。-交感…
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