免疫(immunity)

疫病を免れるという意味で使われ始めた語。元々は伝染病の流行に耐えて生き残った人が、次の流行時には発病しないという事実に対して与えられた。

医学的には、一度罹った伝染病には二度と罹らない現象、つまり、一度体内に侵入してきた異物(抗原)に対する抵抗のことを指す。免疫が働かなければ、病原体の侵入を防ぐことができない。

免疫の働きはきわめて強力である。ふつうに健康に生活しているぶんには免疫の力に気づきにくいが、例えば先天的に免疫機能が完全に欠損している人は、身近に住みついているふつうの細菌の侵入も止めることができずに死亡する。*1

抗原に対する抗体を作ることを免疫応答免疫反応)と呼ぶ。*2

免疫とは自己(自分自身)と非自己(自分でないもの)を識別して非自己を排除するシステムです。例えば、細菌ウイルスなどの微生物は非自己であり、感染した微生物はそれらに対する免疫応答により体内から排除されます。*3

免疫は、一次防御(自然免疫)と二次防御(獲得免疫)に分けられる。

また、免疫を他の個体に移す際に必要なものが体液である場合は体液性免疫リンパ球である場合は細胞性免疫と呼ばれる。*4

がんは元々自分の細胞であるため免疫では排除されない(明らかに異常な遺伝子発現する場合は例外もある)。

*1技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25
*2国立大学法人 東京医科歯科大学 免疫Ⅰ-どうやって病原体から身を守るか: http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textlife/immunology.htm
*3がんペプチドワクチンについて がんペプチドワクチン事務局: http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/cvc/F/vaccine.html
*4オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:08:44