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免疫担当細胞とも呼ばれる。白血球の総称。
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自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。マクロは「大きい」、ファージは「食べる細胞」という意味であるため大食細胞とも呼ばれる。発見および命名はロシアのイリヤ・イリイチ・メチニコフ(Ilya Ilyich Mechnikov)による。抗原の侵入位置に移動してきた単球が分化することで生まれる。生体内に侵入した細菌やウイルス、死んだ細胞を取り込む(貪食する)食細胞として働く。マクロファージ内には消化酵素が含…
NK細胞が持つ受容体を持ちながら、T細胞のT細胞抗原受容体(TCR)を発現している免疫細胞。形態学的にはNK細胞に似た顆粒リンパ球。NK細胞同様、自己MHCクラスⅠ分子を失った細胞のみを攻撃する。ナチュラルキラーT細胞とも。NKT細胞は一種類のT細胞抗原受容体しか発現せず、認識できる抗原が少ない。樹状細胞が提示するスフィンゴ糖脂質を認識して活性化する。NKT細胞はCD1dに結合した糖脂質抗原を認識し活性化され、短時間に大量のTh1サイトカイン(IFN-γ、TNF-α)、Th2…
免疫応答の初期に働き、自然免疫と獲得免疫を橋渡す役割を持つ自然免疫様Tリンパ球。インバリアントナチュラルキラーT細胞。がんや感染症、慢性炎症、自己免疫疾患などの様々な病気に関係している。循環型iNKT細胞はサイトカインや細胞傷害分子を大量に産生するなどNK細胞に近い特徴を示す。さらに、循環型iNKT細胞は胸腺の髄質上皮細胞由来のIL-15により分化が誘導され、メラノーマ細胞の肺転移やインフルエンザウイルスの感染に対して強い防御作用を発揮することが報告されている。人間のiPS細…
腫瘍組織やその周囲に混在する様々な細胞成分(正常組織・免疫細胞)および非細胞成分から構成され、腫瘍の発生と進行に多くの影響を与える環境。タグ:
ATPを神経の中の小胞内に貯蔵する働きを持つヌクレオチドのトランスポーター。神経や内分泌、免疫細胞の分泌小胞に局在し、膜電位差を駆動力として塩化物イオン依存的にATPを小胞内に輸送する。分泌小胞が開口放出されると、ATPやその代謝物がプリン受容体に結合し、下流に情報を伝達する(プリン作動性化学伝達)。脊髄後角の神経細胞に存在する。神経損傷などの刺激によって小胞内のATPが細胞外へ放出されると、それがミクログリアのP2X4受容体に結合して痛みを起こす。エイコサペンタエン酸(EP…
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