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免疫学的記憶を参照。
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喉(中咽頭)や口腔に複数存在する免疫に関わるリンパ組織。扁桃腺とも。扁桃はアーモンドの別名。扁桃には樹状細胞やT細胞、B細胞などの免疫細胞が集まっており、粘膜に侵入する抗原に対する免疫を担う。基本的免疫機能は抗原認識、免疫記憶作成、実効細胞への変換の3つ。扁桃上皮、リンパ上皮共生、樹状細胞により抗原を認識し、濾胞の中でB細胞の活性化や抗体のクラススイッチを行う。扁桃の肥大によって小児の睡眠時無呼吸症候群が起こる場合がある。単に扁桃と言うと主に口蓋扁桃を指す。-舌扁桃-口蓋扁桃…
体内に病原体を注入し、人為的に免疫を獲得させて病原体への抵抗力をつけるもの。記憶細胞を作ることで二次応答を可能にする。ワクチンを注射するのが予防接種である。主に感染症の予防のために利用されるが、アルツハイマー病や高血圧、糖尿病などの非感染症に対しても利用されるワクチンが存在する。感染症のワクチンの原材料となる病原体は、それに適した動物(宿主)に感染させて増殖したものを利用する。ワクチンの殺菌にはエチル水銀が使用されるものもあるが、人体に対する影響は低いと考えられている。ワクチ…
自然免疫の段階で免疫記憶(免疫学的記憶)した抗原に対する免疫。適応免疫とも。脊椎動物に特有。特定の異物に対してのみ選択的に働くので、特異的免疫とも呼ばれる。また、外界のあらゆる異物に反応できる多様性を持つ。病原体が二次リンパ器官に到達することで引き起こされる。主にT細胞とB細胞によるもの。獲得免疫は,後天的に外来異物の刺激に応じて形成される免疫であり,高度な特異性と免疫記憶を特徴とする。異物を認識するのは,リンパ球がつくる抗体やT細胞受容体で,それらの遺伝子はリンパ球の分化過…
記憶細胞が持つ、一度免疫した抗原を覚えて二次応答を起こすための機能。免疫記憶とも呼ばれる。ワクチンによる予防接種はこれを利用したもの。B細胞やT細胞による免疫記憶はきわめて強固で、数年から数十年(はしかなどの場合には一生涯)にわたって保たれており、いつでも二次応答を発動させる耐性を整えることができる。
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