最近更新された用語
全身に炎症が起こる自己免疫疾患。*1
関連する用語
免疫細胞が自分の体の一部を異物と誤認して(自己抗原)、それを攻撃する病気の総称。通常、T細胞などのリンパ球は自分の細胞を攻撃しない様に制御されているが、この制御に異常が起こると自己免疫疾患の原因となる。T細胞が自分の体の細胞を攻撃しないように、負の選択と末梢トレランス(制御性T細胞による抑制を含む)という二重の垣根によって体は守られている、しかし、それでもトレランスは完璧ではない。自己免疫反応あるいは自己免疫病は、かなりの頻度で起こる。原因となっているものが自身の抗体(免疫)…
自己免疫疾患であるリウマチのひとつ。関節の滑膜の炎症によって滑膜の増殖が起こり、痛みとともに関節中の骨や軟骨、腱が破壊され、関節が変形する。痛みのある関節を動かさなくなることで、関節の可動範囲が狭くなったり関節がひとかたまりの骨となって動かなったりといった症状が現れる。75%の患者でIgG分子に対する自己への抗体が検出されるため、B細胞およびヘルパーT細胞の免疫寛容に異常が起こっていると推測されている。一卵性双生児では、共に関節リウマチを発症する確率が15〜34%程度である。…
生体が内外から有害な刺激を受けた際に起こす防御反応。炎症は発赤や腫脹、発熱、疼痛などを伴う。発赤は血管拡張によって血流を増やし、修復を早めるために起こる。腫脹は免疫細胞が分泌するサイトカインによって血管透過性が亢進することが原因。これによって好中球などが血管壁を通りやすくなり、細菌のいる場所へ移動しやすくなる。ケガをして皮膚が化膿したり、扁桃炎などが起こると、それを治すために白血球が動員され、化学物質を出して細菌などを殺そうとする。この際、白血球の出す化学物質によって局所が赤…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。