健康用語WEB事典

共通イオン効果(common ion effect)

あるイオンを含む物質が溶けている溶液に、後から同じイオン(共通イオン)を含む物質を加えると、そのイオンを含む元々溶けていた物質の溶解度が低下すること。*1

例えば、硫酸バリウムの飽和水溶液に硫酸ナトリウムを加えると、硫酸バリウムの溶解度が下がるため沈殿が生じやすくなる。*2

ある種のイオンを含む溶液に、同種のイオン(共通イオン)を含有する物質を加えると、共通イオンの濃度を減少させるような平衡移動が起こる現象であり、結果として同種のイオンを含む溶媒中への溶解度が低下する。したがって、溶媒を含有する溶媒和物は、同種の溶媒中への溶解度が低下する傾向となる。*3

*1国立大学法人 大阪教育大学 第116章 溶解平衡: http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~hiroakio/2008/08ko-116.html
*2第103回薬剤師国家試験
*3辛島正俊 難水溶性薬物の物性最適化を志向した結晶形探索ならびにナノ共結晶化技法の確立: https://www.my-pharm.ac.jp/grad/dissertation/o_163_01.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-04-06 (金) 15:58:09