最近更新された用語
冷たいと感じる状態や体温の低下を指す。
関連する用語
冷え性によって引き起こされる症状のこと。同じ気温なのに自分だけが寒いと感じたり、実際の気温低下に対して体温調節ができず、体表面温度が低下して生活や睡眠に支障が出る状態。痛みを伴うこともある。女性ホルモンの影響があり、女性に多いことが知られている。冷え症の原因は明確ではなく、西洋医学的治療が難しいとされる。冷え症に対する漢方には当帰芍薬散や加味逍遥散、桂枝茯苓丸、温経湯などがある。特定の遺伝子の一塩基多型が冷え症のリスクと関連していることが示唆されており、冷え症に関連するタンパ…
心筋が薄く拡大し、その収縮能が低下して左心室の拡大が起こり、心不全が引き起こされる心筋症。指定難病のひとつ。遺伝的要因による発症が確認されている。症状は呼吸困難、鬱血、下肢や顔面の浮腫、食欲低下、倦怠感、手足の冷え、尿量の減少、不整脈による動悸、心室性不整脈による失神・突然死など。症状は発症初期には現れない。左室補助装置の植え込みや心臓移植を必要とする重症心不全患者の約7割を占める心筋症。小児期に発症するものは重症化して心臓移植が必要となる場合がある。ナチュラルキラーT細胞(…
身体が持つ温度。通常は平衡温を指す。健常者の平均体温は36.89±0.34ヒトを含む哺乳類は恒温動物であり、外界の温度に関わらず体温を一定(約37℃)に保とうとする。体温を維持するためのエネルギーは、食物を異化する際に生じるもの。内臓の温度を特に深部体温と呼ぶ。体温は細胞単位で調節されることが確認されている。環境温度が低下すると細胞自らが温度の変化を感知し、細胞を構成する脂質分子の形を変化させることで温度調節を行う。細胞による温度調節に関わる脂肪酸不飽和化酵素のDESAT1は…
筋肉に起こる、激しい痛みを伴う痙攣。不随意的な筋肉の収縮。「つる」とも表現される。主に下肢(ふくらはぎ)に発生する。筋肉の疲労や体内のミネラル(カルシウムやマグネシウム、ナトリウム)の減少、血漿の減少、特定の疾患などが原因となる。大量の発汗によってナトリウムなどが失われると起こる。「こむら」とは、ふくらはぎを表す言葉で、こむらによく起こることが病名の由来です。健康な人でも、就寝時(特に明け方)や激しい運動で筋肉が疲れたり、水泳で筋肉が冷えたりすると、筋肉が収縮しやすい状態にな…
デンプンを50~65℃に加熱することで柔らかくなる現象。α化とも。糊化したデンプンをαデンプンと呼ぶ。生の穀物などのデンプンは結晶構造を取り消化されにくいが、これに水を加えて加熱すると、結晶構造の中に水が入り込みほぐれる。これによって消化しやすいデンプン(αデンプン)となる。糊化したデンプンが冷えて時間が経つと、組織から水が分離し、部分的に加熱前のデンプンに近い構造となる(デンプンの老化)。デンプンの老化はαデンプンを高温のまま乾燥するか、急速に冷凍することにより防ぐことがで…
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。