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血液凝固を参照。
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牛乳を乳酸菌や酵母の働きで発酵させた食品。発酵乳とも呼ばれる。乳に乳酸菌が入るとなぜヨーグルトができるか? 乳の中には乳糖という糖分が含まれています。乳酸菌は、この乳糖を栄養源として増殖し当然多量の乳酸を生成します。また、乳には、カルシウムやリンなどが結合したカゼインという特殊なタンパク質が2~3%含まれています。このカゼイン分子は、幾つも集まって微粒子(1万分の1mm程度)となり、目には見えませんが、乳中に無数に浮かんでいます。このカゼイン粒子に乳酸が作用すると、カゼインに…
鮭の精子から分離された強塩基性タンパク質。血小板のトロンビン受容体を活性化し、血小板凝集の部分的活性化とそれに続く凝集障害による抗凝固作用を持つ。当初は皮下投与されたインスリンの吸収を遅延させるとして臨床応用された。 ヘパリンの拮抗薬として使用される。副作用として血圧低下、ショック様症状などの循環抑制がある。アグリカンの中和作用を有する。また、オリゴデンドロサイト前駆細胞に発現するPTPRZに対するリガンドとなる。細胞膜透過性ペプチド(CPP)やドラッグデリバリーシステム(D…
グルコースの1位のヒドロキシ基がケトンに置換された構造を持つラクトン。グルコノ-δ-ラクトン(グルコノデルタラクトン)とも。豆腐製造における凝固剤として使用される。グルコノラクトンは水中で加水分解され、徐々にグルコン酸へと変化する。
梅干しやレモン、みかんなどの柑橘類に含まれる、無色・無臭の有機化合物。その和名はレモンの一種である枸櫞(くえん)に由来する。分子式は C6;H8O7クエン酸には唾液の分泌を促進して、大脳の食欲中枢を刺激する働きがある。体内ではクエン酸回路において、クエン酸シンターゼに触媒され、アセチルCoAとオキサロ酢酸がアルドール反応によりカップリングした後、チオエステル部分が加水分解を受けて生成される。クエン酸の代謝は肝臓で行われる。保存血液には抗凝固剤としてクエン酸(クエン酸ナトリウム…
キニンの前駆体。カリクレインと反応することでブラジキニンなどに代謝される。キニノゲンとも。プロコンバーチン(血液凝固第Ⅶ因子)と同様に、カリクレイン-キニン系の一員として凝固線溶系や妊娠維持に重要。
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