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血液凝固を参照。
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凝固の過程で役目を終えたトロンビンとアンチトロンビン(アンチトロンビンⅢ : AT-Ⅲ)が結合したもの。半減期が3分と極めて短い。凝固系の活性化を反映する。トロンビンアンチトロンビン複合体の形成によってトロンビンが不活性化され、過凝固状態になるのを防ぐ。タグ:
原著では「肺がん、膵がん、胃がんなどの担がん患者の胸部や上肢の表在静脈に見られる反復性・遊走性血栓症」を指す。トルーソー症候群とも。現在は悪性腫瘍に伴う凝固能亢進を基盤とした静脈血栓塞栓症(VTE)および非感染性心内膜炎(NBTE)などによる脳梗塞を含む全身性動脈塞栓症と理解される。タグ:
出血時などに血液が固まる働き(血液凝固)を助けるビタミン。γ-グルタミルカルボキシラーゼの補酵素となる。発見当初は凝固ビタミンと呼ばれ、凝固を意味するドイツ語「Koagulations」の頭文字を取ってビタミンKと名付けられた。ビタミンKは、酸化型ビタミンKから還元型ビタミンKを経てビタミンKエポキシドへと変換されるサイクルを回ることによって血液凝固因子が作られ、出血した際に血を止める役割を果たす。このサイクルはワルファリンによって阻害される。骨形成や動脈壁の石灰化抑制にも関…
サトイモ科コンニャク属の植物であるこんにゃくの根茎(芋)を原料とする食品。漢字では蒟蒻。こんにゃく芋に含まれるグルコマンナンが水を吸収すると膨張し、非常に容積が大きい粘度の高いコロイド状態となる。これに石灰水やその他のアルカリを加えて加熱することで凝固して半透明の弾力のある塊となる。生のこんにゃく芋から作られるこんにゃくは黒色になるが、含まれるグルコマンナンのみを集めた精粉から作られるこんにゃくは色が白い。こんにゃく芋由来のグルコシルセラミドの経口摂取はマウスやヒトにおいて、…
肝臓から発見された、アンチトロンビンに結合して血液の凝固を抑制する作用を持つ硫酸化多糖(ヘパラン硫酸)。マスト細胞に存在する。ヘパラン硫酸の中でも硫酸化の度合いが高い。ウロン酸(β-D-グルクロン酸あるいはα-L-イズロン酸)とD-グルコサミンが重合した多糖類に硫酸が付加した構造を持つ。血中のプロテアーゼインヒビターのアンチトロンビン(AT)に結合して立体構造を変えて活性化し、ATによるプロテアーゼ凝固因子の阻害速度を高めて抗血液凝固作用を発現する。ヘパリンは生体内では結合組…
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