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胎児が母体の子宮から出ること。出産とも呼ばれる。
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哺乳類の母が分泌する乳幼児の栄養源。乳汁とも。牛の母乳を特に牛乳と呼ぶ。母乳の分泌にはプロラクチンやオキシトシンなどが関わる。含まれる代表的なタンパク質は多い順にカゼイン、ラクトアルブミン、ラクトフェリン。ヒトの母乳にはDHAやリノール酸、オレイン酸などの脂肪酸が含まれるが、これらはUGT1A1を阻害するため、UGT1A1の働きが弱い新生児の母乳性黄疸の原因となることが報告されている。低級脂肪酸をほとんど含まず、牛乳よりもリノール酸を多く含む。また、新生児の免疫に重要である抗…
卵巣から分泌されるホルモン。子宮弛緩因子とも。妊娠や分娩時の痛みを和らげる役割を持つことが知られており、妊娠初期に血中濃度がピークを示す。マウスなどにおいて、リラキシンは妊娠子宮頚管熟化作用や子宮収縮抑制作用を示す。絨毛外トロホブラスト(EVT)や子宮筋においてリラキシン受容体が発現している。MMP-2、MMP-3、MMP-9の発現促進とTIMP-1の発現抑制を介してEVTの脱落膜間質浸潤を促進する。
妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧(収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上)、または高血圧にタンパク尿(24時間蓄尿で300mg/日)を伴う状態。以前は妊娠中毒症と呼ばれた。重症化すると脳出血や肝臓・腎臓の機能障害、肺水腫、播種性血管内凝固症候群などの原因となる。病型は以下のように分類される。-妊娠高血圧腎症-妊娠高血圧症-加重型妊娠高血圧腎症-子癇
羊水が塞栓子となる塞栓症。羊水が血液中へ流入することによって引き起こされる、肺毛細管の閉塞を原因とする肺高血圧症とそれによる呼吸循環障害を病態とする疾患。妊娠中の母体の突然死の原因となる。発症時期は分娩中が最も多い。主な臨床所見として心肺虚脱型とDIC先行型の2つがある。C3およびC4が低値となることが知られている。
カルバコールがメチル化したコリンエステル。慢性胃炎、迷走神経切断後、手術後および分娩後の腸管麻痺、麻痺性イレウスなどによる消化管機能低下や手術後、分娩後および神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難に対する治療薬。商品名はベサコリン。節後神経(副交感神経)刺激によるムスカリン様作用により、胃腸の運動と緊張を高め、胃液の分泌を促進する。
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