ある物質的特性を示す、原子が2個以上結合してできる物質。
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チオール基などに多数の硫黄原子が連続して結合した化学構造を含む含硫化合物。多硫化物とも。示性式は R-Sn-R' ポリスルフィドの構造を持つ分子は活性硫黄分子種と呼ばれる。脳内では硫化水素が結合することで生成され、TRPA1の活性化が引き起こされる。神経の情報伝達に関わるとされる。
2分子の没食子酸が結合した有機化合物。ガロタンニンの加水分解によって没食子酸がメタ位に結合したもの(m-二没食子酸)が生じる。
チミジンを基質とするホスホリラーゼ。腫瘍の血管新生や浸潤、転移と関連があることが知られている。血管新生因子のひとつであるPD-ECGF(血小板由来血管内皮細胞増殖因子)と同一の分子であることが確認されている。チミジンホスホリラーゼは、NADPHの細胞内レベルを高めることで活性酸素の産生を増加させる。これによって産生された活性酸素はNF-κBを活性化し、IL-8のプロモーター活性を高めてIL-8の発現を亢進する。
赤血球や好中球、好酸球、単球、マクロファージ、B細胞、一部のT細胞など、血小板とNK細胞以外の様々な血球に発現する補体受容体。大部分は赤血球が持つ。C4bおよびC3bをリガンドとする。C3b/C4b受容体やCD35とも。C4bあるいはC3bに結合して補体Ⅰ因子の補助因子として働くことで活性型分子を不活化し、さらにC3転換酵素(C4b2a、C3bBb、C3bBbP)に作用してその活性の崩壊を促進する。赤血球上のCR1は免疫複合体の除去、食細胞上のCR1は貪食機能に重要とされる。
RNAウイルスが細胞に感染した場合に、その細胞内に現れる二本鎖RNAの立体構造を認識する、細胞質内の受容体タンパク質。ヘリカーゼドメインでRNAに結合し、ATPase依存的にdsRNAの分子内構造変化を誘導し、N末端のCARDドメインを下流のシグナル伝達分子と結合させ、IRF3とNF-κBの活性化を誘導する。二本鎖RNAを認識後、Ⅰ型インターフェロンを分泌する遺伝子を起動してウイルスの活動を抑えたり、MHC遺伝子の発現を促進して樹状細胞を活性化させたりといった作用を発揮する。…
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