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分泌型IgAに結合する、dIgAの受容体。上皮細胞で産生される。*1
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体の表面を覆う皮膚や管腔臓器(口腔や腸管、気管、泌尿器、生殖器など)の粘膜を覆い、外界からの異物や病原体の侵入を防ぐ役割をもつ細胞。上皮というのは、皮膚や粘膜の表面はもちろんだが、肝臓や腎臓などの実質部分も上皮が折りたたまれてできており、これらの臓器の機能を担っている細胞は上皮細胞である。口腔の上皮細胞は高温に反応する。温度の感知はTRPV3、TRPV4が担っている。上皮細胞は常に生まれ変わり、古くなったものは、皮膚では垢、腸では便、気管では痰などとして排泄される。悪性腫瘍の…
老化した細胞から様々な種類のサイトカインなどの生理活性物質が過剰に産生および分泌される現象。ウイルスなど病原体に感染していなくてもゲノムDNAの一部が細胞質に出て、自然免疫による炎症性サイトカインが分泌される。本来は老化細胞の周囲の細胞を活性化して組織の修復を促進する目的で起こると考えられているが、過剰な分泌によってさらなる細胞老化の促進や加齢関連疾患やがんの発症および進展の原因となる。細胞老化を起こした細胞(老化細胞)は炎症性サイトカイン、ケモカイン、増殖因子や細胞外マトリ…
細胞表面(多くは細胞膜上)に存在し、ホルモンなどと結合して外からの刺激・情報物質を受け取ることができる部位。主に膜タンパク質。レセプターやリセプターとも呼ばれる。受容体に結合できる分子のことをリガンドと呼ぶ。受容体に結合したリガンド自体は細胞内に入らないが、その細胞では様々な変化が引き起こされる。受容体とは、ホルモンや神経伝達物質などの特定の物質(リガンド)と結びついて細胞の反応を生じさせるタンパク質の一種で、外部の刺激をキャッチし、細胞の内部に伝える最初の砦のような役割を持…
IgAの二量体。2つのIgAがJ鎖で結びついたもの。dIgAの受容体は分泌因子。
腸管の粘膜やその分泌液に多く含まれるIgA。血液中のIgAと異なり、J鎖によって2つのIgAが結合した二量体に、上皮細胞で産生された糖タンパク質(分泌因子)が結合したもの。IgA1とIgA2の2つのサブクラスがあり、さらにIgA2には2種類のアロタイプがある。IgA2にはIgA1が持つ13個のアミノ酸からなるペプチドが欠損しているという構造的な違いがある。
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