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悪心や嘔吐を抑制する医薬品。
関連する用語
統合失調症、術前・術後等の悪心・嘔吐に対する治療薬。抗ノルアドレナリン、抗ドーパミン、抗セロトニン作用を持つ。商品名はノバミン。D2受容体拮抗作用およびヒスタミン受容体遮断作用を有する。副作用である錐体外路障害の発生頻度は10%程度とされる。オピオイドにより誘発される悪心・嘔吐に対する制吐薬の第一選択薬とされるが、その予防効果は明らかではないという報告がある。
抗がん剤による嘔吐の中で、制吐薬によるコントロールができないもの。
制吐薬を使用しているにも関わらず、抗がん剤の投与によって起こる嘔吐。
延髄最後野や孤束核を中心とする嘔吐中枢の興奮によって起こる、食道上部の弛緩と腹部内圧の上昇によって胃の内容物を口腔から吐き出す現象。有害な物質を体外に排出する防御反応であるが、それ以外にも以下のような状況で起こる。-妊娠中の悪阻-動揺病-精神的および心理的な刺激-脳圧の亢進-消化器疾患-全身麻酔-医薬品の副作用
錐体外路症状のひとつ。じっとしていられない静座不能症状。いつも動きたくなり、動くと安心する。ほとんどがドーパミン受容体遮断薬によって引き起こされるが、抗精神病薬以外の一般的な制吐薬、胃腸薬などでも起こり得る。6週間以内に症状が発現するものを急性アカシジアと言い頻度が高いとされる。アカシジアの治療としては原因となる薬剤の減量や中止に加え、ビペリデン、ジアゼパム、クロナゼパム、β遮断薬の使用が推奨されている。
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