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ある物質が化学反応によって生成される元となる物質のこと。
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L-チロシンにヒドロキシ基を付加してL-ドーパ(ドーパミンなどの前駆体)を生合成する反応を触媒する酵素。チロシン水酸化酵素やチロシン-3-モノオキシゲナーゼとも呼ばれる。テトラヒドロビオプテリンを補酵素とし、酸素1分子を要求し、鉄イオン(Fe2+)によって活性化される。タグ:
セレノプロテインおよびヘパトカインのひとつ。ミネラルのセレンを多く含むタンパク質。主に肝臓で合成され、血液中に分泌されて各臓器にセレンを運ぶ。細胞内に存在するセレン含有タンパク質(グルタチオンペルオキシダーゼなど)の生合成に用いられる。LRP1のリガンドとなり、筋肉のインスリン抵抗性を誘発する。二型糖尿病や脂肪肝の患者には、血液中のセレノプロテインPが増加し、血糖値を増加させることが報告されている。ヘパトカインの異常は、インスリン抵抗性や2型糖尿病に関連する可能性がある。最近…
トリテルペン配糖体の一種。漢方である甘草(リコリス)の主成分。前駆体はβ-アミリン。グリチルリチン酸とも。砂糖の150~300倍の強い甘味を持つとされる。体内でアグリコンのグリチルレチン酸に代謝される。医薬品(肝臓疾患改善薬)、化粧品、天然甘味料原料として利用される。以下のような作用が報告されている。グリチルリチンには,抗炎症作用をはじめ,副腎皮質刺激作用,コレステロール低下作用,胃粘膜保護作用,抗アレルギー作用,鎮咳・去痰作用などの多岐にわたる薬理作用があることが報告されて…
リン酸カルシウムの一種。骨や歯のヒドロキシアパタイト結晶の前駆体となる。リン酸八カルシウムとも。化学式は Ca8H2人工的に合成可能かつ生体内でハイドロキシアパタイトに転換し得ることから骨の再生医療で利用が検討されている。リン酸オクタカルシウム単体での欠点をコラーゲンで補った骨再生誘導材が開発されている。骨芽細胞を活性化させる骨補填材として応用が研究されている。タグ:
39個のアミノ酸からなるポリペプチド(ペプチドホルモン)。ACTHとも。副腎皮質刺激ホルモンは全ての副腎皮質ホルモンの分泌を促進する。脳下垂体前葉にあるACTH産生細胞からプロオピオメラノコルチン(POMC)を前駆体として産生、分泌される。交感神経の興奮によって分泌量が上昇する。ACTHの合成と分泌は、主に視床下部から分泌される副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンにより調節される。過剰な副腎皮質刺激ホルモンの分泌はクッシング症候群の原因となる。メラノコルチン2受容体(MC2R)の…
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