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幹細胞から分化した、体細胞や生殖細胞になる途中の段階の細胞。
関連する用語
グリア細胞のひとつ。星状細胞や星状膠細胞、アストログリアとも。脳内の神経細胞の周りに存在する。ヒトの大脳皮質においては最も大きく、数も多い細胞。星型をしていることから名付けられた。神経細胞の主な産生時期が終了した後の神経幹細胞から生じる。アストロサイトの元になるアストロサイト前駆細胞は脳深部で作られ、脳表面側へと移動して、すでに形成され始めている神経細胞ネットワークに合流する。アストロサイトは細胞外のグルタミン酸をGLT-1によって細胞内へ運び込むことにより細胞外のグルタミン…
顆粒球とマクロファージの両方のバイオマーカーを発現している骨髄由来の細胞。顆粒球やマクロファージなどの前駆細胞とされる。骨髄由来免疫抑制細胞とも。炎症やがんなどで誘導されてくる未熟な骨髄系細胞の集団で免疫反応を抑制する機能をもつ。骨髄由来抑制細胞は形態や機能の違いから、単球系と顆粒球系に分類されている。炎症などで免疫寛容を誘導する。がんではがんに対する免疫を抑制することが知られている。タグ:
唾液腺に存在するマクロファージの総称。胎生期の前駆細胞由来のもの(CD11c陰性)と生後の骨髄細胞由来のもの(CD11c陽性)の二種類が確認されている。共にコロニー刺激因子-1(CSF-1)に依存して増殖する。これらは唾液腺の発生と正常な機能の維持に重要であると考えられている。タグ:
神経幹細胞から前駆細胞から新たな神経細胞が生み出される現象。ニューロジェネシスとも呼ばれる。胚や胎児において活発な現象であるが、脳の一部では生後も行われている。ヒトにおいては海馬や脳室下帯で成熟後の神経新生が確認されており、記憶の形成に重要であるとされる。記憶を司る海馬(歯状回顆粒細胞下層:SGZ)や、側脳室周囲(前方上衣下層:SVZ)で起こっていることがげっ歯類などの研究ですでに明らかになっています。ヒトにおいては1998年にF・ゲイジらのグループが、成人脳の海馬においてニ…
CHDのひとつ。p53とヒストンH1との三量体を形成することによってp53の転写活性能を抑制し、最終的にアポトーシスを阻害する。CHD8が欠損すると、p53が異常に活性化してアポトーシスが誘導される。自閉症の原因タンパク質。造血幹細胞の機能維持に重要。造血幹細胞から機能する血液細胞を産生させるためにはCHD8によるp53の活性抑制が必要。小脳の発生と運動機能に重要な役割を果たす。CHD8を欠損したマウスにおける小脳顆粒細胞はシナプス機能の低下を示し、その前駆細胞は増殖の低下を…
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