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血管を取り巻く様に存在する細胞。
脳神経においてはペリサイトと呼ばれる。
関連する用語
全身の比較的細い血管の内皮細胞を覆うように存在する細胞。周皮細胞とも呼ばれる。毛細血管は一層の内皮細胞の周辺にペリサイトが接着し、その周りを基底膜が包む単層構造を持つ。部位によってペリサイトの割合が異なる。細小血管における内皮細胞に対するペリサイトの存在比率は臓器によって大きく異なっており,例えば骨格筋では内皮細胞 100 に対して周皮細胞 1 程度しか存在しないが,脳および網膜では内皮細胞1に対して周皮細胞 1 の割合で存在するほどペリサイトの存在比率が高い。NVUの一部と…
フィブラート系薬剤のひとつ。脂質異常症に対する治療薬。商品名はトライコアやリピディルなど。PPARαのリガンドであり、これを活性化して脂肪酸のβ酸化に関わる酵素の発現を誘導・亢進させる。また、ミトコンドリアの呼吸鎖の遺伝子およびUCP3の発現を亢進させる。糖尿病による網膜周皮細胞のアポトーシスを、アディポネクチン受容体を介して作用するAMPKの活性化によって抑制する。スタチンの併用によりミオパチーのリスクが増加することが知られている。
トロンボスポンジンのひとつ。血小板のα顆粒内に豊富に含まれる。血管内皮細胞や周皮細胞、骨芽細胞で発現する。THBS1とも。強い血管新生阻害作用を持ち、それよる抗血管新生作用が創傷治癒遅延と肉芽形成抑制を来すことが示されている。
終末糖化産物のひとつ。N-カルボキシメチルリジンとも。糖尿病ラットでは神経線維やシュワン細胞、神経内小血管の内皮細胞や周皮細胞に蓄積していることが確認されている。
全身を流れる血液中の物質が脳内へ入るのを制限する脳の毛細血管。内皮細胞や周皮細胞、アストロサイト、それらを取り囲むⅣ型コラーゲンなどの細胞外基質などから構成される。血管内皮細胞が隙間なく密着して結合し、毛細血管の神経細胞側にグリア細胞が取り巻いて特定の物質のみを通過させる構造を持つ。この働きによって、必要な物質のみを血液から取り込み、それ以外の有害な物質が脳に取り込まれないようになっている。医薬品が効果を発揮するためには、血液脳関門で薬剤の成分が防がれないように設計する必要が…
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