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食道の出口と胃の入り口の結合部。食道胃接合部とも。*1
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消化器(消化管)のひとつ。入り口は食道(噴門)、出口は十二指腸(幽門)に繋がる。胃液を分泌してタンパク質の消化を行う。摂取した食物や薬物が胃で滞留する時間は約2時間。容量は成人で1200〜1400mL。胃で分泌される粘液は以下の2種類に分類される。-表層粘液(表層粘液細胞)-腺粘液(幽門腺細胞、副細胞)大きく胃底部、胃体部、胃前庭部の3つの部位に分けられ、胃酸および内因子を産生する胃壁細胞およびペプシノーゲンを産生する主細胞は胃底部および胃体部に存在する。前庭部にはガストリン…
食道の蠕動と噴門の弛緩の異常。これらを制御する神経の障害が原因。アカラシアはラテン語で「動かない」を意味する。逆流性食道炎と誤診される場合がある。噴門部の括約筋が正常に弛緩せず、噴門の口側部食道が拡張する。組織学的には固有筋層の肥厚や粘膜の慢性炎症が認められる。長期間続くと食道がんの発生率が高くなるとされる。症状は食物が詰まることで起こる胸のつかえや吐き気、嘔吐、げっぷ、胸焼け、胸痛、口腔内逆流、誤嚥性肺炎など。治療は内視鏡を用いた切開術(経口内視鏡的筋層切開術)。食道アカラ…
喉と胃を繋ぐ25〜30cmほどの管状の臓器。内側は粘膜で覆われている。食道壁は粘膜、筋層、外膜の三層構造。粘膜の襞が縦走しており、管腔は星形になっている。食道腺は粘膜筋板と固有筋層の間に存在し、粘液を分泌する。
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