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小腸の一部。空腸の後、大腸の前に位置する。
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腹部の管腔臓器。主に粘膜、神経、平滑筋から構成され、平滑筋には腸の長軸方向に収縮する縦走筋と、腸管を輪を描くように囲み絞るように収縮する輪走筋の二種類がある。これらの平滑筋間や輪走筋と粘膜の間には神経叢がある。腸の運動調節にはムスカリン受容体によるイオンチャネルの開閉調節が関わる。-十二指腸-小腸-大腸-回腸タグ:
腸管グルカゴンのひとつ。腸管管腔内L細胞から分泌される、69個のアミノ酸残基からなるペプチド。特に回腸末端からの分泌が多い。グルカゴンの全アミノ酸配列を内包している。前駆体はプログルカゴン。C末端はグルカゴンのC末端トレオニン残基に8個のアミノ酸配列が連結した構造を持つ。作用機序はパラクリンによるものと想定されている。グリセンチンは単独でヒト胎児の小腸上皮細胞増殖効果を有することが示唆されている。また、腸粘膜上皮細胞増殖作用を有することが知られる。腸管粘膜上皮の増殖および保護…
胆汁に含まれる成分。肝臓でコレステロールから作られ、胆嚢に蓄えられる。ヒトの場合、胆汁酸の成分は約80%がコール酸、15%がデオキシコール酸、2%がケノデオキシコール酸、微量のリトコール酸であるとされる。ウルソデオキシコール酸も含まれる。このうち、デオキシコール酸とリトコール酸、ウルソデオキシコール酸は二次胆汁酸である。以下は胆汁酸に共通する化学構造。R1およびR2は胆汁酸の種類によって異なる。食事によって腸(十二指腸)に分泌され、水に溶けにくい脂質などを溶けやすい形(胆汁酸…
消化管をはじめとした粘膜面やその分泌液に含まれ、粘膜の防御に重要な免疫グロブリン。単量体、またはJ鎖に結合した二量体や三量体として存在する。血清中に含まれる免疫グロブリンの75~80%はIgGであるが、空腸液では85~90%、初乳では95%がIgAである。単量体はリンパ節や脾臓、骨髄で作られて血液中に分泌される。二量体は粘膜下のリンパ組織で作られて腸管内や乳、唾液、汗、涙などに含まれる。小腸のパイエル板などで産生され、腸管や鼻腔などの粘膜から体外に出て病原体に結合できるため、…
小腸の一部。十二指腸の後ろ、回腸の前に位置する。長さ約2.4cm、直径約2.7cm。主にアミノ酸や脂溶性および水溶性ビタミン、単糖類および二糖類などを吸収する。タグ:
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