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がん細胞による塊を作る悪性腫瘍のこと。
上皮細胞に由来する「癌」が多い。それ以外の固形がんは肉腫と呼ばれる。*1
関連する用語
IL-6に対するキメラ抗体。米国においてキャスルマン病に対する治療薬として承認されている。多発性骨髄腫や固形がん、骨髄異形成症候群に対しても有効とされる。
ほとんどの固形がんで活性化しているSTAT。TAMとがん細胞の相互作用に関わる。Rac1とその調節因子であるMgcRacGAPと結合し、この複合体がインポーチンと結合して細胞核へ移行する。Stat3の活性化によって、マクロファージではM2マクロファージ(TAM)への分化が促進され、がん細胞ではその増殖が促進されると考えられている。IL-6はSTAT3を介して様々な遺伝子に作用するとされる。
骨や軟骨、脂肪、血管などの上皮細胞以外に由来する固形がん。サルコーマとも呼ばれる。肉腫は骨や筋肉、脂肪組織などの外界に面していない細胞からできる悪性腫瘍のことを指すため、癌とは区別される。胃や腸等の上皮組織由来の「がん」に対し、間葉系組織由来なので「肉腫」と呼ばれます。
体の表面を覆う皮膚や管腔臓器(口腔や腸管、気管、泌尿器、生殖器など)の粘膜を覆い、外界からの異物や病原体の侵入を防ぐ役割をもつ細胞。上皮というのは、皮膚や粘膜の表面はもちろんだが、肝臓や腎臓などの実質部分も上皮が折りたたまれてできており、これらの臓器の機能を担っている細胞は上皮細胞である。口腔の上皮細胞は高温に反応する。温度の感知はTRPV3、TRPV4が担っている。上皮細胞は常に生まれ変わり、古くなったものは、皮膚では垢、腸では便、気管では痰などとして排泄される。悪性腫瘍の…
固形がんに対して出血性の壊死を誘導する因子として発見されたサイトカイン。腫瘍壊死因子-αとも呼ばれる。単球を炎症部分に移動させ、それをマクロファージや類上皮細胞へ分化させたり、肉芽腫の形成に関わったりする。マクロファージからも産生され、アポトーシス誘導作用を持つ。末梢の炎症組織において産生される主要な炎症性サイトカイン。TNF受容体と結合してNF-κBの細胞核内への移行に関与する。IFN-γ、TNF-αはマクロファージの活性化に重要で特にIFN-γの産生が阻害されると感受性微…
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