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食品に含まれる塩化ナトリウム(食塩)のこと。
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血圧が正常な状態より高くなる現象。生活習慣病の一つ。最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上かつ最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上と定義される。高血圧は、正常者の血圧より高い血圧値を持続している場合をいいます。高血圧を専門とする医師などからなる日本高血圧学会では、収縮期血圧(上の血圧)で140mmHg、拡張期血圧(下の血圧)で90mmHg以上が高血圧と定義しています。遺伝的要因や環境による高血圧を本態性高血圧と呼び、明確な疾患が原因となる高血圧を二次性高血圧と呼ぶ。-…
世界人口の約半数に感染しているとされる、螺旋形のグラム陰性菌。正式にはヘリコバクター・ピロリと呼ばれる。胃の出口である幽門でよく見つかる。免疫が弱い幼少期に食事を介して感染し、胃に住み着く。酵素のウレアーゼを産生し、これによって胃の中の尿素からアンモニアを発生させる。慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの原因となる。ピロリ菌が宿主のコレステロールを取り込んだ後、菌内で糖と脂質を付加することで胃炎を誘導する特有の糖脂質であるα-コレステリルグルコシドを作り出すことが報告されて…
国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。症状は、細胞が無秩序な増殖を繰り返し、周囲の組織や他の組織にまで侵入(浸潤)し、自他の組織を破壊する悪性腫瘍となる。がん細胞は、ATPを常に解糖系で生成しており、大量の乳酸を生じさせる(ワールブルク効果)。また、浸潤や転移を行うために、基底膜のメラニンやコラーゲンを分解するための酵素の活性が高くなっている。がん細胞自体は1日5000個程度生まれていると考えられているが、生体の免疫によってがん細胞は…
ヒユ科(旧アカザ科)アカザ属の雑穀。南米アンデス原産。主要産国は南米のペルー、ボリビア、エクアドルなど。赤色のベタレイン色素であるアマランチンを生合成する。乾燥や塩分に強く、過酷な環境でも栽培できる。必須アミノ酸やミネラル、食物繊維を豊富に含む。栄養バランスに優れているため、米国航空宇宙局(NASA)は宇宙飛行士の食料として注目し、近年、世界中でスーパーフードとして認知されている。キヌアはアカザやホウレンソウの近縁種です。南米アンデス山脈の高地アルティプラーノでは数千年前から…
コレラ毒素を産生し、コレラの原因となる細菌。ビブリオ属のグラム陰性桿菌。皮膜を持つ太い鞭毛を一本持ち、特徴的な運動を行う。ビブリオ・コレレとも。胆汁によってバイオフィルムを形成する。胆汁が豊富にある小腸に留まって増殖するのはタウリンによって誘引される性質によるとされる。コレラ菌は川などの淡水を好み、塩分の高いところには生息しない。
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