健康用語WEB事典

塩化メチルロザニリン(methylrosanilinium chloride)

ロザニリン?フクシン?)の誘導体ピオクタニンクリスタルバイオレットゲンチアナバイオレットなどとも。

塩化メチルロザニリン(ピオクタニン)の化学構造

組織障害の少ない色素であり、術野マーキングや殺消毒薬として使用されている。MRSA感染に対して有効であることが報告されている。*1

文献上、動物実験での経的暴露による発がん性が報告されているが、臨床での報告はない。*2

*1膿胸術後のMRSA 創感染に対し、ピオクタニン消毒が有効であった1例 聖隷浜松病院呼吸器外科 小野田貴信 中村徹 豊田太 鳥羽山滋生: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsa/69/9/69_9_2216/_pdf
*2クリスタルバイオレットの使用に学会声明|日本消化器内視鏡学会|医療情報サイト m3.com: https://www.m3.com/open/clinical/news/article/718683/

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このページの最終更新日時: 2020-05-15 (金) 15:00:08