多発性硬化症(multiple sclerosis)

脊髄視神経などの中枢神経系髄鞘が破壊される自己免疫疾患髄鞘の主要な構成成分であるミエリン塩基性タンパク質MBP)などの中枢神経系自己抗原に対する自己免疫脱髄をもたらすことが示唆されている。

再発が1ヶ月以上の間隔を開けて起こったり、発生する場所が変化したりといった特徴がある。20〜30代で発症しやすく、また女性に多い傾向がある。*1*2*3

髄鞘の破壊が生じる場所によって様々な症状が現れる。視力の低下や運動障害、神経症状排尿困難など。

当初はTh1細胞およびTh17細胞が関与する獲得免疫による髄鞘タンパク質に対する自己免疫炎症が原因の中心と考えられていたが、現在では、進行度によってその他の免疫系も関わることが報告されている。

多発性硬化症の分類*4

RRMS患者の約半数が10年以内にSPMS?に移行することが知られている。多発性硬化症発症の前段階をCISと呼ぶ。

*1難病情報センター | 多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13): http://www.nanbyou.or.jp/entry/3806
*2技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
*3多発性硬化症|KOMPAS: http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000325.html
*4日本薬理学雑誌 多発性硬化症における免疫病態とグラチラマー酢酸塩(コパキソン<sup>®</sup>皮下注20 mgシリンジ)の免疫調整作用 横山和正 服部信孝: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/148/2/148_105/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2019-05-24 (金) 09:48:21