健康用語WEB事典

多発性骨髄腫(multiple myeloma)

B細胞の最終分化段階である形質細胞悪性腫瘍。全身のを侵食する。40歳以後(特に60~70歳)に多く発症するとされる。*1

多発性骨髄腫は骨髄の中にある形質細胞腫瘍になったものだ。... 悪性リンパ腫とは違い、発見された時点ではすでに骨髄のあちらこちらで病気が広がっている。骨髄の中で腫瘍をつくるので、エックス線写真を撮影すると、にボコボコと孔のあいている様子がわかる。*2

異常な形質細胞骨髄腫細胞)が骨髄細胞の10%を超え、M蛋白が3g以上あれば多発性骨髄腫と診断される。*3

また血液中の免疫グロブリンの値が異常に増加する。異常な免疫グロブリンが増加し、正常な免疫グロブリンは産生されにくくなるため液性免疫が弱まり肺炎敗血症などの感染症にかかりやすくなる。*4

貧血腎臓の障害、脂質異常症などを併発する場合がある。また、がもろくなるため骨折も起こりやすくなる。

治療には抗がん剤造血幹細胞の移植、サリドマイドなどが有効とされる。

*1順天堂大学医学部附属浦安病院 多発性骨髄腫(multiple myeloma : MM) : http://www.hosp-urayasu.juntendo.ac.jp/library/medicalcare/internal_medicine2/hematology/deta/disease_case06_2014.pdf
*2技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5)
*3多発性骨髄腫 - 金沢医科大学病院 - Kanazawa Medical University Hospital -: http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/post-40.html
*4藤田保健衛生大学 第一病理学教室 形質細胞-君はいったい何者だ-: http://www.fujita-hu.ac.jp/~kimigaai/essay/keisitsusaibou.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。


多発性骨髄腫に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



このページの最終更新日時: 2018-11-03 (土) 18:45:58