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複数個の単糖類がグリコシド結合したものを多糖類という。*1
代表的な多糖類はデンプン、グリコーゲン、セルロースなど。
栄養学的には、ヒトが消化吸収できる多糖類は糖質、できない多糖類は食物繊維に分類される。
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ミドリムシが光合成によって産生する特有の多糖類。グルコースがβ-1,3結合により直鎖状に重合した、β-1,3-グルカンの高分子体。不要な油や物質を排出したり、プリン体を摂取した時の吸収を抑制するなどの効果があるとされる。医療分野への応用も行われている。今回、セルロースと同じβ-グルカンの一種であるβ-1,3-グルカンを持ち、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)特有の成分である、パラミロンを用いたフィルムを作製し、創傷治癒について検討しました。今回の研究の結果、創傷治癒に使用…
高い粘性を持つ多糖類。食品添加物(増粘剤、ゲル化剤)として使用される。キサンタンとも呼ばれる。通常は二重螺旋構造をしている。キサントモナス・カンペストリスによって生産されるウロン酸含有菌体外ヘテロ多糖。主鎖のグルコース2分子当たり単糖が3残基(マンノース、グルクロン酸、マンノース)が付加される繰り返し構造を取る。キサンタンガムはIL-6やIL-17、TNF-αの産生量を増やし、IL-4の産生を抑える働きを持つ。乳酸菌と同様にアレルギーの抑制や好中球の細菌防御機能を高める作用が…
酵母の細胞壁を構成する多糖類。プロペルジンと結合して第二経路によるC3の活性化に関わる。炎症性樹状細胞に発現する免疫受容体CD300bは、ザイモサンに含まれる脂質であるフィトスフィンゴシンを認識して活性化され、真菌感染による慢性炎症を促進することが報告されている。脾臓CD11chigh細胞はザイモサンの刺激に対して大量のIL-12p40のみを産生し、選択的にTh1細胞を誘導する。
気道や消化管を中心とする上皮細胞の膜表面(アピカル側)に分泌され、外部の刺激から上皮細胞を保護する役割を有する分子量4,500万以上の高分子糖タンパク質。小胞体で合成されて細胞内顆粒に蓄えられ、 様々な刺激に反応して細胞外へ開口放出により分泌される。 私達の消化管内には、摂取した食物や腸内細菌が存在している。そのため消化管の表面は粘液で保護されている。この粘液の主成分はムチンと呼ばれる物質である。ムチンは非常に多くの糖が結合したタンパク質(糖タンパク質)であり、これが不足する…
ヒトエグサに含まれる、血管の炎症を抑制する作用を持つ多糖類。主にL-ラムノースから構成される。
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