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大黄と甘草からなる漢方。硬い便が出る便秘の下剤として使用される。有効成分はセンノシド。*1
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刺激性下剤のひとつ。マメ科の植物であるセンナに含まれる。大腸において腸内細菌の作用によりレインアンスロンが産生され、それが大腸の蠕動運動を亢進させる。作用の発揮には服用後8~10時間かかる。商品名はプルゼニド。-センノシドA-センノシドBタグ:
古代中国を起源とする伝統医学、また、その分野で用いられる医薬品(漢方薬)。後に日本で発展した。漢方薬に配合される生薬のほとんどは中国大陸に由来する。使用機序の解析が困難な少量多数の成分の混合物。複数の生薬を組み合わせることによって薬効の増強や副作用の軽減などを行っているが、漢方薬中の成分に関する相互作用は不明なものが多い。一般的に漢方は、それを構成する生薬の種類が少ない方が即効性が高いが、副作用も起こりやすいとされる。「漢方」という言葉自体は、江戸時代に伝来した西洋医学(オラ…
センノシド類が腸内細菌による代謝を受けることで生じる、刺激性下剤としての作用を持つ有機化合物。大腸において酸化物のレインとなる。大腸の蠕動を促進する。大黄甘草湯の下剤作用はセンノシドAを中心としたセンノシド類が腸内細菌によってレインアンスロンに代謝されることで起こる。マクロファージを活性化してPGE2を分泌させ、それが大腸粘膜上皮細胞に作用することでAQP3の発現を低下させることが報告されている。
センノシドのひとつ。大黄甘草湯の下剤作用の有効成分。熱によって分解しやすい。
漢方の一つ。タデ科の多年生草本の根。センノシドAによる下剤作用を持つ。大黄のアントラキノンであるエモジンやアロエエモジンにはセンノシドAの代謝を促進する作用があり、センノシドA単体よりも作用が現れやすいとされる。
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