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視力を完全に失うこと。
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小児や若年者に発症し、次第に網膜視細胞が痛んで視力の異常が起こり、最終的には失明に至る遺伝性難病。成人の主な失明原因のひとつ。視細胞と網膜色素上皮の機能を原発性、びまん性に傷害する遺伝性かつ進行性の疾患群と定義される。レチノイド代謝酵素異常が原因で発症する家系が報告されており、セマフォリン4A(Sema4A)の関与が示唆されている。常染色体劣性遺伝疾患であるものが全体の80%を占める。これの原因遺伝子としてEYSが知られている。遺伝子変異だけではなく神経炎症が大きく関与する。…
最も単純な構造のアルコール。メチルアルコールとも呼ばれる。分子式は CH3OH 常温では無色の液体。引火性を持つ。毒性があり摂取すると失明や肝臓の障害が起こり、場合によっては死に至る。凍結防止剤として使用される。世界各国において、密造酒の度数を高めるためメタノールが利用され、それによる中毒がしばしば問題となる。ペクチンの含量が多い果実を原料とした醸造製品(フルーツブランデーなど)ではメタノールの含量が多くなる。これはペクチンのメトキシ基がペクチンエステラーゼによって加水分解さ…
糖尿病の合併症のひとつ。成人の失明の原因で最も多い病気。徐々にではなく突然目が見えなくなる。糖尿病網膜症は、糖尿病を発症後7〜10年ほど血糖のコントロールできなかった患者の半数に発症する。視力低下は黄斑症や新生血管からの硝子体出血、増殖膜による牽引性網膜剥離や血管新生緑内障の合併により生じる。病期は以下のように分類される。-単純網膜症-増殖前網膜症-増殖網膜症
ブユが媒介するフィラリア(回旋糸状虫、オンコセルカ・ヴォルバラス)が皮下に寄生し、腫瘤を形成後、幼虫のミクロフィラリアが目に移行し失明を引き起こす感染症。河川盲目症とも。アフリカの熱帯地域を中心に広がる。治療薬はイベルメクチン。症状は激しい掻痒、外観を損なう皮膚の変化、視覚障害など。
目の中の炎症。細菌の感染が原因となる細菌性眼内炎は予後不良で失明にいたることが多いとされる。感染性心内膜炎に合併する場合があることが報告されている。
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