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増粘剤や安定剤として使用される食品添加物。水溶性の多糖類。黒酵母によってデンプンから生合成される。グルコースが2つのα-1,4結合と1つのα-1,6結合を規則正しく繰り返した分子構造を持つ。結着力が強く、造膜性に優れています。食品の接着、バインダー、可食性フィルムの基材のほか、冷凍食品のドリップ抑制、菓子の食感改良などにも利用されます。水溶液は潤滑性に優れ、麺のほぐれ剤としても利用できます。医薬品分野での応用も研究され、コレステリル化したプルランとタンパク質抗原を結合させたナ…
フェノールとアセトンから合成される、白色で難溶性の有機化合物。ポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂など、様々な樹脂の製造に用いられる。缶詰の内部の金属防蝕塗装など、食品に関わる用途で使用される場合もあるが、人体に悪影響を及ぼす恐れがあるため、使用に関しては規制が設けられている。エポキシ樹脂やポリカーボネート樹脂の製造原料として,また抗酸化剤,難燃剤,顕色剤などとしてその誘導体が繊維,染料,製紙産業などで使われている.アルキルフェノールやBPAは動物やヒトに対して内分泌系をかく乱…
紅藻類海藻に含まれる多糖類。食品添加物(増粘剤、安定剤、ゲル化剤など)や化粧品に利用される。カラギナンとも。名前の由来はアイルランドの海藻集荷地となった町の名前であるカラゲーン(Carraghen)とされる。海藻であるアイリッシュモス(コンドラスクリスパス)の抽出物から得られたためアイリッシュモスエクストラクトとも呼ばれた。市場に出廻っているゼリーにおいては、寒天やゼラチンをそのまま単一でゲル化剤としたものはほとんど姿を消し、代わって両者に比べて耐熱性、保水性に優れ、しかも口…
食品添加物(乳化剤、安定剤)のひとつ。ステアリン酸を2分子の乳酸と加熱反応させエステルとした後、水酸化ナトリウムで中和して得られる。脂肪酸(ステアリン酸もしくはパルミチン酸)に1分子の乳酸または2分子のラクトイル乳酸が結合したエステルとナトリウムとの塩。
錠剤などに食品添加物として使用されるセルロースの誘導体。セルロースのヒドロキシ基がヒドロキシプロピル化されている。ヒドロキシプロピルメチルセルロースとも。有機溶媒にはほとんど溶けない。水を加えると膨潤し、粘稠性のある液となる。薬剤に対して安定剤や造粒時の結合剤として用いられる。ヒプロメロース(Hypromellose、以下 HPMC と略す)はメチルセルロースにヒドロキシプロピル基を導入したセルロースエーテルであり、食品、医薬品い広く使用されているセルロース誘導体である。錠剤…
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