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心筋梗塞へ進行する心配が少ない狭心症。運動などによって症状が現れる場合がある。
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心臓周辺の冠動脈が完全に詰まり、血流が途絶える致命的な疾患。急性の場合は緊急なカテーテル治療が必要。急性期の救命に成功しても、その後に慢性心不全を来すことが多いとされる。症状は胸痛、胸部の圧迫感、冷汗、吐き気などが30分〜数時間続く。狭心症の痛みに似ているが、より激しく長く続くとされる。ニトログリセリンは無効。心筋の壊死がある場合、血液中にクレアチンキナーゼ(クレアチンキナーゼMB)、トロポニンTが増加する。心筋梗塞後の急性期に梗塞領域の周辺の心筋細胞でCsrp3というメカノ…
冠動脈の血管平滑筋の一時的な攣縮(冠攣縮)によって心筋が虚血状態になることが原因となる狭心症。異型狭心症や安静時狭心症とも。繰り返す胸痛発作や突然死の原因となる。夜間から早朝にかけて(朝4時~6時に多い)、安静時におこる前胸部の痛みがあり、発作時には心電図でSTの上昇が見られる。β受容体遮断薬は使用できない。安静時に起こる狭心症の大部分を占める。日本人の狭心症の約4割を占める。また、患者は男性が多く、喫煙者である割合は80%を超えているとされる。冠攣縮性狭心症の患者のRhoキ…
心臓の血管の狭窄などによる心筋の虚血によって起こる発作。狭心痛と呼ばれる激痛を伴う。動脈硬化の悪化などによって血管が破れて血栓ができ、それによって完全に血流が途絶えると心筋梗塞へ進行する。狭心症の自覚症状は締め付けられるような胸痛。痛みは数分から十分程度で治まる。動悸や呼吸困難、めまいなどが起こる場合もある。-安定狭心症--労作性狭心症--冠攣縮性狭心症-不安定狭心症狭心症の多くは労作性狭心症とされる。心筋が虚血になると心臓は酸素不足のためポンプとしての働きが悪くなります。虚…
狭心症のひとつ。安定狭心症と急性心筋梗塞の間の症状とされる。突然冠動脈の粥腫の内側になんらかの原因で亀裂が入り、そこに血栓という血の固まりが生じます。その血栓によって突然冠動脈の流れが悪くなる重症な狭心症のことを言います。安静時にも胸部の圧迫感が出現したり、その症状の持続時間が長くなったりした場合は不安定狭心症の疑いがある。放置すると血栓が大きくなり、完全に血管を塞ぐため、急性心筋梗塞へ移行する恐れがある。
狭心症のひとつ。安定性狭心症とも呼ばれる。動脈硬化などにより冠動脈に狭窄が生じたことで、運動時や入浴時、精神興奮時など、酸素を多く必要とする際に心筋の酸素不足が起きる。安静時など、心筋の酸素の必要量が減ると症状が収まるのが特徴。「階段をあがると胸が締め付けられるように痛くなる」「重いものを持上げたり、坂道をあるくと胸が苦しく痛む、静かにしていると楽になる」というときには労作性狭心症を疑います。痛みは圧迫感、絞扼感、灼熱感などと表現されます。痛む部位は前胸部、みぞおち、肩、頚な…
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