健康用語WEB事典

局所麻酔(local anesthetic)

特定の部位にのみ働く麻酔神経細胞細胞膜内部で電位依存性ナトリウムチャネルを阻害することによる神経伝導の抑制による効果。*1

局所麻酔副作用は、多くの場合偶発的な血管内注入によって発生する。中枢神経ナトリウムチャネル心筋に比べて局所麻酔に対する感受性が高いため、通常、中枢神経症状が先行し、やや遅れて心血管症状が発現する。*2

また、ベンゾカインプリロカインをはじめとするいくつかの局所麻酔では、稀にメトヘモグロビン血症が発生し、酸素投与でも改善しない酸素飽和度の低下やチアノーゼを呈する。*3

中枢神経中毒症状は、大脳皮質の抑制系ニューロンが選択的に抑制されることによる震え痙攣血漿濃度がさらに増加すると、中枢神経全体の抑制によって呼吸抑制と昏睡状態が起こる。

*1愛媛大学大学院 医学系研究科 愛媛大学医学部 局所麻酔薬: http://www.m.ehime-u.ac.jp/school/pharmacology/pdf/h26/kyokusyomasuiyaku%20liu.pdf
*2ロピバカインの薬理学的特徴 金沢大学附属病院麻酔科蘇生科 山本健: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/29/4/29_4_509/_article/-char/ja/
*3局所麻酔薬中毒 大阪市立大学大学院医学研究科麻酔科学講座 森隆 西川精宣: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/39/4/39_391/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2020-11-11 (水) 15:53:21