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ミカン科の落葉低木。中国原産。その未熟な果実を天日干ししたものは健胃や鎮痛、利尿などの作用を持つ生薬として用いられる。漢字では呉茱萸。種子がサンショウ(山椒)に似ていることから、カラハジカミ(唐椒)とも呼ばれる。主に冷えに関連のある痛み(頭痛、腹痛)や吐き気に対応する漢方に利用される。呉茱萸湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、温経湯など。エボジアミン、ルテカルピンなどのアルカロイドを含む。
正月の祝儀に用いられる薬酒。清酒やみりんに複数の生薬(屠蘇散)を漬け込んだもの。現在ではサンショウ(山椒)、サイシン(細辛)、ニッケイ(肉桂)、カンキョウ(乾薑)、ビャクジュツ(白朮)、キキョウ(桔梗)などが主に用いられる。国内における初のリキュール。屠蘇は漢の医者である華佗が発明したもので、平安時代初期に伝来したとされる。語源は「蘇」という悪鬼を屠るという意味。胃腸の働きを整え、喉や気管支を保護し、風邪の予防や初期に有効とされる。
ミカン科の香辛料や生薬となる植物。漢字では山椒。サンショオールを含む。
サンショウ(山椒)、カンキョウ(乾姜)、ニンジン(人参)、コウイ(膠飴)の4つの生薬から構成される漢方薬。腸の運動を亢進させる作用を持つ。消化器症状や開腹手術後の諸症状に対して用いられる。
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