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左心室を参照。
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心筋が薄く拡大し、その収縮能が低下して左心室の拡大が起こり、心不全が引き起こされる心筋症。指定難病のひとつ。遺伝的要因による発症が確認されている。症状は呼吸困難、鬱血、下肢や顔面の浮腫、食欲低下、倦怠感、手足の冷え、尿量の減少、不整脈による動悸、心室性不整脈による失神・突然死など。症状は発症初期には現れない。左室補助装置の植え込みや心臓移植を必要とする重症心不全患者の約7割を占める心筋症。小児期に発症するものは重症化して心臓移植が必要となる場合がある。ナチュラルキラーT細胞(…
高血圧や弁膜症などの他の原因が無いにも関わらず心筋(心室筋)が肥大化する心筋症。約4分の1の患者に左室内閉塞による血流の悪化(閉塞性肥大型心筋症)が起こるとされる。家族性(遺伝性)の発症が確認されている。初期症状はほとんど無いが、悪化すると階段や坂道を登った際の息切れや動悸の出現、胸痛、立ちくらみなどが起こる。重症な場合では心不全、失神、心臓突然死を発症することもある。-心尖部肥大型心筋症-拡張相肥大型心筋症
胎児特有の血液循環経路のひとつ。胎児の門脈血流の多くは、肝臓を迂回して静脈管を通って下大静脈へ流れ込む。出生後は静脈管が閉鎖して、栄養分が門脈から肝臓へ向かうようになる。静脈管は胎生期に存在し,臍帯静脈と下大静脈をバイパスして胎盤からの臍帯静脈血を下大静脈,更には卵円孔から左房-左室-上行大動脈へと送る役割をしている。出生後は数日で閉鎖する。
高血圧などの治療薬として使われる、降圧作用を持つ有機化合物。商品名はディオバン。アンジオテンシンⅡ受容体1(AT1受容体)の拮抗薬。アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬バルサルタンは優れた降圧作用に加え,左室肥大や拡張障害の改善効果および腎保護作用を有し,利尿薬との相性もよく咳嗽などの副作用が少ないことなどから,最近,高血圧患者の治療に広く用いられている。
全身に血液を送り出す、心臓の左に位置する心室。左心房から血液が流れ込む。左心室による血液を押し出しによって血管へかかる圧力を血圧と呼ぶ。通常皆様が言うところの「血圧」とは、左心室から全身に送られる血管の圧力のことであり、収縮期圧130mmHg以下、拡張期圧85mmHg以下が正常とされています。
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