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胃にある十二指腸へ繋がる部位。周りに幽門筋がある。
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消化器(消化管)のひとつ。入り口は食道(噴門)、出口は十二指腸(幽門)に繋がる。胃液を分泌してタンパク質の消化を行う。摂取した食物や薬物が胃で滞留する時間は約2時間。容量は成人で1200〜1400mL。胃で分泌される粘液は以下の2種類に分類される。-表層粘液(表層粘液細胞)-腺粘液(幽門腺細胞、副細胞)大きく胃底部、胃体部、胃前庭部の3つの部位に分けられ、胃酸および内因子を産生する胃壁細胞およびペプシノーゲンを産生する主細胞は胃底部および胃体部に存在する。前庭部にはガストリン…
世界人口の約半数に感染しているとされる、螺旋形のグラム陰性菌。正式にはヘリコバクター・ピロリと呼ばれる。胃の出口である幽門でよく見つかる。免疫が弱い幼少期に食事を介して感染し、胃に住み着く。酵素のウレアーゼを産生し、これによって胃の中の尿素からアンモニアを発生させる。慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの原因となる。ピロリ菌が宿主のコレステロールを取り込んだ後、菌内で糖と脂質を付加することで胃炎を誘導する特有の糖脂質であるα-コレステリルグルコシドを作り出すことが報告されて…
胃の出口である幽門を取り囲む筋肉。
胃の幽門や十二指腸の粘膜に存在するG細胞から分泌されるホルモン。胃液の分泌を促進したり、胃粘膜を肥厚させたりする作用を持つ。17個または34個のアミノ酸から成る直鎖のペプチド。ガストリンは構成されるアミノ酸の数によって以下のように区別される。-リトルガストリン(17個)-ビッグガストリン(34個)摂取した食品が胃に到達するなどの刺激によって分泌される。逆にセクレチンによって分泌が抑制される。加齢とともに血液中のガストリン濃度は高まる。高濃度のガストリンは腸クロム親和性細胞様細…
主に生後2週間〜3ヶ月の乳幼児に見られる幽門の閉塞。母乳などの飲んだものを吐く症状が現れる(勢いよく吐く噴水様嘔吐)。筋肥厚性幽門狭窄症とも呼ばれる。発症率は乳幼児1000人あたり1~2人。男児は女児の4〜5倍の発症率とされる。また第一子に多い。成人では消化性潰瘍や胃がんによって起こる。胃の出口の筋肉(幽門筋)が厚くなり、胃の内容物が十二指腸へ流れなくなることが原因。水分が吸収できずに脱水となる。超音波検査によって診断され、厚くなった幽門筋を切開して広げる手術(粘膜外幽門筋切…
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