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管状の組織(主に血管、静脈と特定の動脈)の中に存在し、物質(血液)の逆流を防止する襞状の膜。弁膜とも呼ばれる。
関連する用語
ベニバナの花弁に含まれる赤色のフラボノイド色素。伝統的な紅(べに)の原料であり、口紅や食用色素、漢方薬などに利用される。他の植物には見られないカルコン誘導体であるキノカルコンからベニバナ特有の代謝経路によって生成されると考えられている。タグ:
リンパ液が流れる管。リンパ節に流入するリンパ液が通る輸入リンパ管と、リンパ節から出ていくリンパ液が通る輸出リンパ管の二種類がある。毎分十回の一定のリズムで自律的な収縮運動を行う。リンパ管には弁があり、リンパ液の逆流を防いでいる。毛細リンパ管には弁はない。輸出リンパ管が1~3本が一箇所に存在するのに対し、輸入リンパ管は全体に数本存在する。手足の静脈では、水分の10%程度がリンパ管で回収される。タグ:
膝窩に生じた囊腫の総称。半膜様筋腱と腓腹筋内側頭の間に発生する滑液包の腫脹。慢性炎症性疾患や変形性膝関節疾患の多くに合併する。自覚症状は無症状の場合が多いが、嚢腫が大きくなることで圧迫感や痛み、膝関節可動域制限、下肢腫脹などが起こる。破裂は稀だが、偽性血栓性静脈炎の原因となる。関節内病変による液体貯留とその交通路が一方向(関節内から嚢腫)の弁機能を有していることより発症すると考えられている。
心臓の左心室と左心房の間にある弁。僧帽弁の疾患には僧帽弁狭窄症と僧帽弁閉鎖不全症がある。乳頭筋が付着しており、乳頭筋が断裂すると急性僧帽弁閉鎖不全症によるショックが起こる場合がある。
僧帽弁が正常に閉じないことで、心臓が収縮するたびに血液が左心室から左心房に逆流する疾患。僧帽弁逆流症とも。リウマチ熱や動脈硬化による弁の石灰化、僧帽弁逸脱、虚血性心疾患などが原因となる。軽度であれば無症状であるが、進行すると呼吸困難や浮腫が生じる。治療は僧帽弁の手術。
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