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眼球の最も外側を包む、俗に白目と呼ばれる部分。厚さ約1mmで比較的硬い。この上を球結膜が覆う。
強膜の前方の中央部分は透明で、この部分を角膜と呼ぶ。*1
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トロンボスポンジンのひとつ。血小板のα顆粒内に豊富に含まれる。血管内皮細胞や周皮細胞、骨芽細胞で発現する。THBS1とも。強い血管新生阻害作用を持ち、それよる抗血管新生作用が創傷治癒遅延と肉芽形成抑制を来すことが示されている。近視が生じる際に認められる強膜(白目)が変形しやすくなる状態は、強膜におけるTSP-1遺伝子の発現が減少することが引き金となり、強膜構造タンパクの減少および分解酵素の増加を引き起こすことで生じることが報告されている。タグ:
ブドウ膜の一部。強膜の内側に、硝子体を包むように存在する黒い膜。目に余分な光が入らないようにする働きを持つ。血管が多く存在し、疾患などによって厚さが変動しやすい。網膜の後方に位置する脈絡膜が薄くなること(菲薄化)が近視発症原因の一つであり、網膜色素上皮由来のVEGFが欠損すると菲薄化が起こり、眼軸長伸長と屈折度の近視化が引き起こされることが報告されている。脈絡膜からの血管新生が目の疾患の原因となる場合がある。タグ:
生物が外界を見るための器官。物体に反射する光を受け取り、その形状や色、位置などの情報を得る。眼とも表記される。目に入ってきた光は、眼球の前側にある角膜、虹彩、水晶体、硝子体を通って眼球の奥にある網膜上に像を結ぶ。外気に接する角膜は涙による膜(涙膜)によって保護されている。目の分解能(識別できる大きさ)は0.1mmとされる。出典: ウィズダムブック社 矢作徹 2009年版 近視レーザー手術ガイドブック(2008/12/25)角膜は光を75%曲げ、水晶体は25%曲げる。レンズの形…
緑内障や高眼圧症の治療薬となる点眼薬の有効成分。商品名はトラバタンズ。FP受容体に対して選択的に作用する完全アゴニスト。房水の流出経路のうち、ぶどう膜強膜流出経路からの房水の流出を促進することにより眼圧を下降させるとされる。タグ:
線維柱帯を含めての房水の流出路の場所で、角膜と虹彩の間にあり、シュレム管が存在する。房水が隅角で流れにくくなる緑内障は閉塞隅角緑内障と呼ばれる。隅角とは,角膜裏面と虹彩根部,毛様体,強膜で囲まれた断面が三角形の部分である。隅角は房水の流出路であり,房水の流出を妨げるような障害物がない場合を開放隅角と呼ぶ。
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